料理人の左京(さきょう)と花屋勤めの右山(うやま)は、
高校からのくされ縁で、今では同じアパートの隣人同士。
クールだが面倒見の良い右山に、
左京は何かと世話を焼いてもらう日々だったが、ある昼下がり、
右山が自分の名を呼びながら自慰しているところを目撃してしまい…。
「俺たち、ダチだよな…?」
友情と恋のはさまで揺れ動く、不器用なふたりの16年。
ナツメカズキ先生、初読み作品です。
どことなく、上田アキ先生の画風に似ていて好きです。
そして、ストーリーも非常に好き!
弓道の的の中心「図星」を射たかのように、
”きみの胸キュンポイントはここだろ?” と見抜かれているみたいです(^^;
好きな気持ちを押し殺して離れようとしたり、わざと遠ざけたり、
つっけんどんに振る舞ったりなどのような、切な痛い心模様が垣間見られますと、
わたしの胸のボルテージは一気にフォルティッシモです。
この『バイ・マイ・サイド』は、そこを見事に突いてくれています(^^)
初っ端の、左京が自分のことを想いながらオナってる右山を見てしまうシーンから、
もうすでにフォルティッシモきてました(^^;
絶対、気まずいし意識してまうやん!「俺たち、ダチだよな…?」ってことですよ。
右山は右山で、左京とずっと一緒にいたいから、
この気持ちは絶対に左京にバレちゃいけないと思ってる。
右山は高校生の時に、左京からもらった手袋をず~っとず~っと大事に使い続けてるんです。
もらった当時から指先に穴があいてボロボロだったんだけど、
それを自分で繕ってず~っと使ってる。
これで十分なんだって、継ぎはぎの手袋をそっと口元にもっていくんです(T^T)
仕事でNYに行くことになった右山は、空港で左京とお別れをします。
最後に食べたいと言っていた「左京特製のオムレツ」 を頬張る右山が泣きながら、
”うまいよ……” と言う姿を見て、左京は ”お前がそばにいなきゃ嫌だ” と告げます。
想いを確かめ合った2人は、東京↔NYの超遠距離恋愛の末、
出会ってから16年、ただの親友でなくなってから6年、ようやく一緒になれます。
その後のHが、超~好き!
エロさがめちゃくちゃ良い! 良すぎて、もうどうしたらいいかわからん(笑)
キスの色気もいいし、Hの時、大事な部分はもちろん白抜きになってるんですけど、
そんなの気になんないぐらい、エロのぐあいがめっちゃ良い。好きだわ。
そして今回。わたしの中で覚醒したものが1つ。。。
乳首が好き。
ナツメカズキ先生の描く乳首だから好きなのかもしれないですが、
左京が右山の乳首を吸うシーンがあるんですけど、めーーっちゃ良いんだ!
ほんと変態になるから言いたくないんですが、うまそうなんですよ…(ちょっと小声にします)
今まで乳首なんて、言葉悪いですけど、どうだってよかったんです。
むしろ、乳首弄られてるとこ見ると ”痛そう…” と眉間にしわ寄せてたりしたんです。
ところが…!
思考って、いとも簡単に変わるもんなんですね。
ほぼ180度の急転回です。
乳首で作品選ぶようになったらどうしようと、若干、戦々恐々ですが(笑)、
好みの乳首探しも良いかもしれないなと思う今日この頃です。