古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。
かるく目眩がした、放課後ーー。
「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎(ならさき)は、
ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島(てらしま)の
お目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。
初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、
楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。
やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるがーー。『インディゴブルーのグラデーション』
楢崎元親・17歳、寺島夏生・17歳。
高校の図書室で二人きりの時間を過ごしたことで、
少しずつ近づいていった距離。
”相容れない”と思っていた二人の恋の記録がここに。
高校時代から大学入学後までの本編には描かれなかった商業未発表エピソード&
描き下ろしを収録した「ブルースカイコンプレックス」番外編!
言わずもがなの超名作!
現在、1巻~7巻まで出ていて、今も絶賛継続中の作品です。
なんと、2014年から続くシリーズだそうです。
長く続くのにはそれなりの理由がありまする。
まず、夏生が可愛い。
これはすべての巻において、絶対的に普遍の事実となっております<(_ _)>
むしろ、巻が進むごとにその可愛さが増しています。
高校生の時は、ミディアムボブで若干長めの髪型だったのが、
大学生になって、耳だしのショートカットにイメチェンするんです。
それがもぅ~パーフェクツッ!!
めちゃくちゃ似合っとるし可愛い!
ショートだから、照れたり恥ずかしがったりした時に、
耳まで赤くなるのが見えて、それが超~かわいいしエロい♪
そして、性格はけっこうクールな夏生ですが、
チカといる時に、
普段では絶対に見せない ”甘えモード” にシフトチェンジするのが、
ぎゅっ!と抱きつぶしたくなるぐらい愛しいです。
ブルスカを読むと ”夏生愛” が止まらん!(またアクスタが欲しくなる…^^;)
こちらも夏生愛が止まらない楢崎元親・通称チカです。
2人が出会ったのは高校2年の時ですが、
チカは夏生の第一印象が ”コイツとは相容れなさそうだな…” でした。
だけど、少しずつ話すようになって打ち解けていけばいくほど
すっかりまるっと夏生に恋に落ちていました。
そこからのチカの豹変ぶりがすごい。
本人自身も言ってるけど、
夏生を知ればしるほど、好きになればなるほど、
夏生に対する執着心が自分でもみっともないと思うくらいにヤバいと。
なんとか冷静さを取り戻そうとするけれど、
いざ夏生と触れ合ってしまうと、もぅ~アンストッパブル。
4回もエロいことしちゃって夏生に怒られちゃいます。元気すぎるって(^^;
恋愛模様もそうですが、
巻ごとに2人の進路や将来のこと、
2人の関係を家族や友人にカミングアウトするか否かなど、
真剣に考えて向き合わなければならない事柄があったりして、
単なるイチャラブだけでない要素も散りばめられています。
巻を追うごとに2人の絆が強くなるのは、
こういう問題をいつの時も、
ちゃんと2人で話し合って乗り越えてるからなんだなと思う。
お互いに ”絶対に一人で悩ませない!一人ぼっちにさせない!” ってところが
素敵だな~って思います。で、きゅんきゅん来ます(^^)
このシリーズもすっごく続きが読みたい作品です。
最新の7巻は、去年2021年の夏ごろに出てますが、
今年の夏、出してくれるでしょうか?
出てくれたらクソ暑い夏も頑張れる気がする!(≧▽≦)ノ