現実は妄想よりスゴイ。ポルノ作家と俺の”代筆”のお仕事。
大学生の久住(くずみ)は、
ポルノ作家・木島(きじま)の腕を骨折させてしまい、
口述筆記で代筆することに。仕事をはじめて数日。
淫らな文章を読み上げる木島の声は久住の耳を責めたて、
疼いた下半身は完勃ち状態に…。
「抜いてあげようか?口でしてあげる」からかわれた久住は、
その日から木島で”エロい妄想”をするようになってしまい…。
こちらを読む前にドラマ版の『ポルノグラファー』を観ました。
ふむ…おもしろかったですが、なんと言いましょうか…、
木島先生の声色がなんかちょっと若干ヌタヌタ?してた。
たぶん敢えてのそうした設定の演技だったのだと思いますが、
ちょっと気持ち悪かった……かな?
例えるなら…溶けたマーガリンが手について、
油分で指先がベタベタしてニチャニチャしてねっとりして、
その指で耳を触られて ”ウぇ…” っとする感じ?(なんだそりゃ?!笑)
耳裏のぞわぞわを我慢しながら観ました(^^;
でも、エロさ漂ってドキドキしました!
竹財輝之助さんの色気がパンパンで、やっぱこの人イイわ~と思いました。
松潤が出てたドラマ『きみはペット』で竹財輝之助さんを初めて見て、
すごいときめいたのを思い出しました(^^)
今度は劇場版の『ポルノグラファー』を観てみたいなと思ったり。
めっちゃエロそうです。
で、ドラマを観た後にこちらの原作本を読んだんですが、
”ふ~ぅ” と憑き物が落ちたみたいに心が軽くなりました。
やはり原作本の方がしっくりきて、じっくり味わえて良かったです。
丸木戸マキ先生、
『目を閉じても光は見えるよ』でも思いましたがストーリーがとっても良いです。
シリアスで若干暗くて重くて、
曇り空が続くどんよりとした空気感が漂うんですが、
どこかにちゃんと救いがあって、ホッとできるところがある。
時間をおいて ”あっ…あの本また読みたいな” と思う。
『ポルノグラファー』もハッピーエンドで終わらない?と心配していたら、
ちゃんとエピローグでキュンとできて、
これは続編も読みたくなるぜ!って感じで終わりました。
大学生・久住くんが妄想する木島先生とのHもエロかったですが、
官能小説を読み上げる木島先生がいちばんエロかったです(^^;