しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『スケベの青春』(作者:畠たかし)

 f:id:sirokuma519:20220220184708j:plain   f:id:sirokuma519:20220220184728j:plain   f:id:sirokuma519:20220220184756j:plain

童貞ながら”スケベ”に一家言(いっかげん)ある三田村は、ひょんなことから、
同じクラスの友人・早見が「人前で決して脱がない」ことに気づく。
容姿端麗で文武両道、少女漫画に出てきそうな学校のアイドル的存在である
早見は、なぜ脱がないのか…?早見は一体何を隠しているのか…?
そして俺は、一体何をこんなに興奮しているのか…?
混乱と欲望のままに手が動き、三田村は早見のスケベな合成写真(エロコラ)を
作ってしまう。が、早見本人にバレてしまい?!

 

”良い乳首あります”

”おいしそうな乳首です”

しまった!

心の声を胸の内に閉じ込めておくことができない!

 

しかし、閉じ込めておく必要なんてないんだと、三田村が教えてくれました。

”自分の(下)心に正直であれ” と、三田村が教えてくれました。

ゆえに、われ今後も勇気を持って乳首を推す!!

 

三田村はスケベです。ドスケベです。

「己のスケベに正直であれ」と、その平和な世界を愛しています。

そんな三田村の前に現れたのが、文武両道・容姿端麗な早見。

何一つとして欠点など見つからない、どの角度から見ても完璧な早見。

が、しかし、そんな早見にも「?」なことが…。

どんなに暑くて汗をかいても、絶対に人前で服を脱がないこと。

部活でも脱がないし、体育の授業でも脱がない。

”なぜ……?”

三田村の頭の中は、早見の肉体の妄想で膨らみます。

 

早見は服の下に隠し抱える自身のトラウマを三田村に明かします。

おもむろに上着を脱ぐ早見。

現れたのはおなじみ「乳首に絆創膏」。

絆創膏を ”ぺりっ” とはがして露わになったのは…、

”ぷるんっとはじける乳首”

 

なんじゃ!?そのトラウマは?と。

そんな美乳首がトラウマなわけあるかい!と。

早見とスケベをいたす三田村です(^^)

自分の心に正直になって言わせていただきますと、

早見の乳首を舐めてる三田村が羨ましいと思いましたよ!

(変態にも程があるな…^^;)

 

途中で、早見の乳首のbefore→afterが出てくるんですが、

乳首に絆創膏を貼っていたら乳首が荒れたので、

クリーム塗ったりパックしたりとケアしたら、

ふっくらつやつやのピンク色の乳首に進化!

国宝級の乳首かよ!ってぐらいに最高級の代物になっていました。

(BLアワードに乳首部門あったらダントツNo.1です!)

 

終始乳首フォーカスかと思いきや、そんなことは全然なくて、

三田村と早見のピュアな恋物語となっております。

恋に純粋な2人ゆえに、

なかなか先に進めないところがもどかしくて可愛いです(^^)

 

畠たかし先生、いい感じです。

ストーリーもおもしろいですし絵が良いです。

先生があとがきで、

「スケベという言葉が好きです。

いつか死語になってしまわないよう積極的に使っていきたいと思う」と、

書いておられました。

微力ながら、わたしもお手伝いしたいと思いました。

死語にはさせません!