しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『災厄にして惑わず』(作者:嶋二)

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飲食店を営む門司(もんじ)はただいま本厄真っ只中。
財布は落とすわマンションがボヤで住めなくなるわで災厄続き…。
そんな折、偶然元同級生の六車(むぐるま)が来店。
中学の頃、勉強も運動もあと少しで追いつけなったため、
門司が強いライバル心を燃やしていた相手だ。
しかもなんと彼は弁護士になっていた!
相変わらずいけすかねーと思っていたが元同級生のよしみで
居候させて貰うことに。だが寝ぼけた六車に突然抱きしめられて…!?

 

料理人の門司と弁護士の六車。

2人は中学の時の同級生だったけど、特に仲良しではなくって、

門司が勝手に六車をライバル視してた感じ。

お互い40過ぎのおっさんになって再会し、

門司の家が火事になったことで六車の家に居候することになった。

同居の日々を過ごすうちにお互いなんだか意識し始めて…という感じ。

 

おっさんずラブ」は嫌いじゃないんですけど、

これはイマイチでした…orz

ヒゲけっこう好みなんですけど、

門司のあごヒゲはグッとこなかったなぁ~。

頭良くて無愛想キャラもかなり好みなんですけど、

六車の七三ヘアはあんまかっこよくなかったかな~。

結果、読み返してもハマりませんでした(^^;

 

門司と六車の ”好き” という感情がいまひとつ伝わってこなかったです。

もうちょっと ”好き” っぽい雰囲気あってもいいんじゃねぇの!?と。

2人でAV鑑賞して抜きあいっこするのも、

あんまりエロを感じれなくて若干キツかったし、

最後Hしてるけれども、

どうなんだい?そこに愛はあるのかい?という印象でした。

 

孔子のことばに「四十にして惑わず」というのがあって、

”人間40歳にもなったら迷うことなんかあらしまへんよ”

という意味だそうで、それをふまえると、

思いきり迷いまくってる門司と六車はおもしろかったです(^^)

このタイトル『災厄にして惑わず』が、

この辺をかじってるのかな?と勝手に推察して、

さすが嶋二先生、こういうところすごくいいなと思いました(^^)