しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『路地裏プッシーキャット』(作者:鳥葉ゆうじ)

      

アウトローな雰囲気を漂わせる絶倫男・綺史(あやふみ)は出会ってすぐに
容赦なく抱き潰したなずくを「ナカの具合が他の女よりずっとイイ」と
お気に入り認定。一方のなずくは、人助けとして綺史に関わったことを
後悔するほど気が遠のくくらいのセッ〇ス地獄を味わうハメに…。
大事に扱う素ぶりも優しさのカケラもなく、されるがままに始まった
強引で一方的な行為。けれど重ねていくセッ〇スの数だけ欲は高まり、
想いは溢れ、最後にお互いが求めたものはーー。

 

これは大丈夫なやつですか?

♪お魚くわえたドラ猫~じゃないけど、

黒猫を追いかけて路地裏に入ったら、

めっちゃ綺麗めのイケメンだけどガラの悪い兄ちゃんに

廃屋連れてかれて無理矢理ヤられた…(・.・;)

これアカンやつじゃないでしょうか…。

 

普通に考えるとアカンやつなんですけど、

なずくにとって、

これは「人助け」というジャンルに入るらしいです(^^;

黒猫追いかけて行ったら、

困っている人がいたので ”何かできることはありますか?” と

聞いたんですね、なずくは。

路地裏でうずくまっていた綺史さんは、

クラブの女の人に興奮剤的な薬を盛られたようで、

どうにもこうにも下半身大暴走中。。。

そんな時になずくが声をかけたもんだから、

”できることっつったらコレしかないだろ” と、

軋むベッドに押し倒し、強引になずくを組み敷いたのです。

 

ね、これ大丈夫ですか?!って思うでしょ(^^;

最初読んだ時は、言葉悪いですけど胸くそ悪い…と思ったんです。

これは読み返さん!と。

なずく、君は高校生だぜ。

ヤバいかそうでないかの区別つかんかい?

なぜ呼び出しくらって、またノコノコと廃屋に向かうかね?

なぜまためちゃくちゃにヤられに行くかね?

なぜ事が終わった後、平然と黒猫と戯れるかね?(^^;

極めつけが、

”そんなに猫が好きか?

だったらお前も同じネコとしてたっぷり可愛がってやるよ” との、

綺史さんのセリフ。背筋に悪寒が走りましたよ(-_-;)

 

ふぅ…たっぷり思いの丈を吐き出しました。

そして言いたい。

なかなか良かった、と。(笑)

落ち着いて読み返してみたら、意外と純粋な両想いじゃんかと(^^)

始まりはね、ちょっと犯罪まがいな感じでしたけど、

徐々に2人の気持ちが近づいていって、

最後には、

触れ合うのは綺史さんじゃないと、なずくでないとダメだ!と

お互い思うようになってました。

ただ、綺史さんが絶倫王のようで、

毎回、なずくが気絶するまで抱きつぶす感じなので、

もう少しなずくを労わりながら優しく抱いてあげて欲しいなと、

最後に、わたしの切なる願いをしたためます。

 

続編の2巻が出ているようで、

こんなん絶対続きなんか読まんわ!と思ってたのに、

これは続き必要だな、うん。って早々に心変わりしてます(^^)