しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『美しい野菜2・3』(作者:松本ミーコハウス)

    

学生時代の因縁の先輩に再会した太郎。
先輩は、昔から太郎のMな性癖に気づいていたSっ気な男で、
現在は大手文芸誌編集者になっていた。先輩によるツボをおさえた
加虐的なちょっかいに興奮を隠せない太郎だったが、
体が「いじめてほしい」と求めるのは治樹だけで…?

 

太郎さんがものすごく可愛くなっている2巻3巻です。

そして、超~ドMへと成長を遂げている2巻3巻です。

先日も言いましたが、

ふんわり、のほほんとした絵なんですが、

描かれるプレイが半端ないです。

1巻では登場しなかった新兵器 ”尿道ジー” の導入によって、

爆発的な快楽に喘ぐ太郎さんがスゴイです。

 

たぶん…というかものすごく気持ち良いんでしょう。

尿道ジーで前から、さらには後ろから治樹のチ〇コ挿入による

前立腺へのトントン刺激挟み撃ち攻撃で、

太郎さんの ”ヤダヤダ~やめでやめで~” の濁音が響く響く。

圧倒的な快楽に「うわ~すげぇ~」の一言。

太郎さんのチ〇コ壊れんじゃないかとハラハラしました。

1巻以上にけっこうハードなプレイだったので、

もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

 

しかし、ストーリーは胸キュンを伴う素敵なお話で、

太郎さん自身と小説家としての太郎さんの再生の物語と、

それを側で見守る治樹と太郎さんの一途な恋の物語。

こんな風に身も心もありのままをさらけ出せる相手なら、

どんな槍が降ろうが風が吹こうが怖くないね。

絶対に離れないってわかるから。

だからラスト、

2人恋人であるんだけど、同時に家族になったような感じがしました。

 

そして、スピンオフへと派生する当て馬人物も登場。

太郎さんの学生時代の先輩で、

現在は出版社の編集の仕事をしている工藤さん。

学生時代、太郎さんが自分にホレていることを知っていて、

色々とちょっかいをかけていた工藤先輩。

太郎さんのMっ気を目覚めさせたのはオレだ!と思ってる。

別に太郎さんと治樹の仲を引き裂こうとは思ってないけど、

オレしか写ってなかった太郎さんの目に、

今現在は別の誰か、治樹がしっかりと存在していることに、

なんだかちょっとおもしろくないんです(^^;

でも、小説家としての太郎さんの才能をいち早く見抜いていて、

自分の出版社から小説を出すよう取り計らってくれたりなど、

けっこうイイ奴(^^)

 

さて、スピンオフでは、

この俺様の工藤さんがどうもネコになるっぽい?

こりゃグフフの予感です♪(^m^)