見た目はちょいワルだけど、ゴミ拾い活動をするエコな集団「イベリコ豚」。
リーダー・入江のお目付け役・吉宗と、一学年後輩の源路はなんとなく身体の
関係になって、なんとなく心の距離も縮まって、穏やかな夏を過ごしていた。
ところがある日、昔の吉宗を知る人物が2人の前に現れてーー!?
吉宗さんほど、
心から ”ああ~幸せになって良かった” と思った人はいないです。
ほっこり笑って終われた最後で良かったです。
で、やっぱり吉宗さんめっちゃかわいい♪
ようやく源路に素直に甘えるようになったんです(^^)
源路に抱きついて、頭ぐりぐり~ってするの。まぁ~可愛い♪
お前が必要だと言って自分を欲してくれた伊賀とのキメセク動画が
どこぞの野郎から出回って、回り回って今、自分の目の前にある。
若気の至りが今の自分の首を絞めている。
吉宗さんはずっと、
自分で自分を責め続けてたのかなと思ったりしました。
あの頃のバカな自分が蒔いた種だから源路には関係ないと。
他にも色んなバカしたことがこれからも出てくるかもしれんから、
もうお前は俺と関わるなと。
これは自分の問題だからと、源路の前にシャッターを下ろし、
何者も立ち入らせず、一人、部屋で震えながら縮こまる…。
うぅ…吉宗さんを一人にさせないで…(T^T)と思ってたら、
いつの間にスパダリになってたんですか!と、
気づかぬうちに頼れる男になっていた源路が、
そっと吉宗さんを抱きしめていました。
”俺を遠くに離そうとしないでよ” と。
”俺の事もっと頼ってよ” と。
”ギブアップする時は自分で言うから一緒にいてよ” って。 (ココイチ泣いたT^T)
「優しくて憶病で弱い」本当の吉宗さんを、
源路はようやく抱きしめることができたんです。
ほんとに良かった良かったのラストでした(^^)
最終巻は一番ヘビーな内容でしたが、入江や椿をはじめ、
他のイベリコ豚集団の子たちが、それはそれは愛すべきアホの子で、
吉宗と源路の周りをわちゃわちゃとおバカしてくれるもんだから、
良い感じに中和されて読み切ることができました。
振り返れば、
『ROUGE』からずーっとヤンキー系BL週間が続いていました。
ヤンキー系って、
割とさっぱり1巻完結で終わる感じがするんですが、
今回のヤンキーたちは、
どれもなかなかに深いヤンキー野郎共でした(笑)
しかし驚くなかれ「イベリコ」シリーズはまだあるのだ。
『イベリコ豚の詰め合わせ。』という番外編が。
ちょっと現時点では高級イベリコ豚で腹一杯になってるんで、
まだ未読です(^^;
お腹減った頃に読んでみようと思っております。