しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『うちのこが一番かわいい』(作者:藤峰式)

    

「ニャーって言ったらキモチイイこといっぱいしてあげる」
フリーターのゆうは、外ではデキるビジネスマンの柏木(かしわぎ)さんと
同棲中。深夜になっても帰宅せず心配して捜しにいったら、酔っぱらって
ネコ耳つけて生垣で眠ってた!(怒) 一緒に住んでるのに、夜まで会えない
のは寂しいって言ったら、会社辞めて毎日家に居る…と震えながら言いだす
始末。ヘコむ柏木さんを元気づけるために、ネコ耳つけてにゃんにゃんエッチ
に挑むが…。

 

何だかんだと気がつけば、

藤峰式先生の本、けっこうたくさん買っております。

やはり気兼ねなく読める手軽なストーリーとあっさりした絵。

変に重たくもなく、病むでもなく、

最後ハピエンで心置きなく読み終えることができる。

先生独特の軽いアホっぽさが必ずと言っていいほど、

脳内を一面のお花畑に変えてくれるので、読後の心が軽い軽い♪(^^)

一種の常備薬的なモノになっております。

 

表題作含め3作品が収録された今作。

ネコ耳をつけてエッチする『うちのこが一番かわいい』と、

オオカミのケモ耳『最初で最後の』と、

隠れ漫画オタク『オタサーの小嶋くん』の3編です。

 

オオカミ一族の村で次期頭領となる琥珀と、

(一般庶民?)一般オオカミの青葉との身分違いの恋を描いた

『最初で最後の』がちょっと切ない系のストーリーで、

結ばれたいがために2人で村を離れるという駆け落ち的な物語でしたが、

あとの2作品は藤峰色満載で、

明るく軽く可愛く、朗らかに読める物語でした。

 

やはり表題作の『うちのこが一番かわいい』が一番かわいいです(^^)

イケメンで仕事もできるが、ちょっと空気読めなくて、

ポジティブシンキングが過ぎるとこが残念な柏木さんが、

コンビニ店員のゆうちゃんに恋をします。

ゆうちゃんは柏木さんとは逆で、ちょっと悲観的でややネガディブ思考。

柏木さんとお付き合いするようになっても、

オレなんかでいいのかな…なんて思って不安になったりする。

そんな時、柏木さんはぎゅーっとゆうちゃんを抱きしめるんです。

”大好きだよ” と。

で、空気読めないポジティブさを発揮して、

ネコ耳つけてニャンニャンHしよう~♪と誘います。

”にゃ~” って言わなきゃ気持ちいいとこ突いてあげないって。

焦らされたゆうちゃんが ”にゃ~にゃ~” 言ってました(^^)

ほいほい♪ごっつぉさんですという感じ(^^)

 

1冊さらさらっと読めてしまいます。

あまりにもあっという間なので、なんかおかわりが欲しくなる(^^;

これが藤峰マジックなのか!?