しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『佐久間くんと多喜くん、結婚するらしいよ1・2』(作者:七緒)

    

この2人、こうみえて新婚さん!? 大学時代、童貞同士と発覚してからなぜか
「抜き合う」関係になった佐久間(さくま)と多喜(たき)。社会人になった今も
変わらず、同じ会社の同僚として働いている。明るくて人気者の佐久間と、
大人しいタイプの多喜。一見不思議な組み合わせでも、ずっとこのまま…と
思っていたある日、「佐久間くん、もうすぐ結婚するらしいよ」
多喜は衝撃の噂を耳にしてしまいーー!?

 

もうね、とにかくかわいい!

まるで小動物のようなちんまりとした可愛さを振りまく多喜くんが。

胸キュン注意報発令ですよ!

多喜くん、会社の同僚からポメラニアンを1日預かるんですが、

そのポメと多喜くんがまるで双子ですか?というぐらい激似。

キュ~ンとウルウルした瞳で2人がこちらを見つめるもんだから、

もはや萌え死に…orz (*´ω`*)

 

ほぼエロ無しですがびっくりしました、多幸感で満たされている自分に。

エロ欲しがりさんのわたくしが、えっちしていないにもかかわらず、

菩薩のような微笑みを浮かべて本を閉じていることに。

この作品で心が一気に浄化されました。ありがとう、七緒先生。

 

人を好きになること。そしてその人と一緒に生きていくこと。

この2つをテーマにしたような作品だなと思いました。

好きな人を独り占めしたいという独占欲。

可愛い生き物である多喜くんが色んな人から好かれているのは

佐久間くんだって百も承知です。

だけどムカムカしちゃうんだよね~。

なにをそんなに笑いかけてんだよ!って思っちゃう。

俺だけ見てろよ!ってね。

で、そんな風にみっともなく嫉妬してる自分に自己嫌悪する。

もう~このループです(^^;

でも仕方ないんです、これが「恋」ってもんですから。

 

結果、佐久間くんは思い切った行動に出ました。

”俺と結婚して、多喜”

片膝ついて指輪のケースをパコッと開けてプロポーズ。

チ〇コの擦り合いから始まった多喜くんとのはっきりしない関係。

嫉妬にまみれて悶々とするのはもう~嫌だ!

ちゃんと恋人同士になりたい!

そう思っていた佐久間くんの口から出た言葉は、

「恋人」通り越して「結婚」でした(^^)

好きの想いが溢れ出ちゃいました。

あっ!しまったと思ったけれど、

多喜くんの返事は ”い~よ” でした。(軽っ…^^;)

 

そう、序盤にして結婚から始まるストーリーとなっております。

結婚後も今までと何か変わった?という2人です。

佐久間くんの多喜くんへの悶々や不安は相変わらず。

そして2人の初Hも未だ成就しておらず。

独占欲が育ちまくる佐久間くんですが、安心して下さい。

多喜くん、ちゃんと佐久間くんを愛してますから。

ちゃんと佐久間くんのこと考えてますから。

大好きな時代劇「遠山の金さん」を考察するかの如く、

男同士のセッ〇スについてしっかりと学習しました。

ゼ〇シィを読んで夫婦間のセッ〇スとは何ぞやを学び、

ア〇ルセッ〇スの教示を受けるためゲイバーに行き、

男性用ローションにエ〇マ〇ラ、バ〇ブにコン〇ームと

必須道具一式の準備も万端にそろえました。

なんかちょっとズレてんな…と思う佐久間くんですが、

多喜くんの大きな愛を感じました。俺、愛されてる♪と。

 

エロは無しと言いましたが、

抜き合いなどの小エロはちょこちょこありました。

2人の初セッ〇スが2巻までずれ込みましたが、

きちんとHも描かれております。

多喜くん、可愛さ余ってエロさ百倍なんスよ。

浴衣からのぞく乳首のエロいことよ。

佐久間くんも多喜くんのこの無意識のエロさを知っているので、

めちゃくちゃ心配するんです、危機感持ちなさい!って。

本当にね、

思わずぎゅっと抱きしめたくなっちゃうエロ可愛さなんですよ。

 

ただですね、唯一の心残りがありまして、

あれだけ多喜くんが玩具いっぱい買ったのに、

佐久間くん、それ使ってくれなかった…(;_;)

俺のチ〇コ以外のものをお前の中に挿れられない…って(笑)

エ〇マ〇ラ使ってほしかったなぁ~。