『こんな恋なら終わりにしたい!(上・下)』(作者:コウキ。)
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同棲を始めて1年半の兎太(ウタ:ゲイ)と生亀(イキ:ノンケ)。
最初は諍いもあったけど、今やすっかり熟年夫婦のように
平穏な生活。2人で作る朝食、ネクタイの色を決めるのは
兎太。リーマン同士の意識高い上質な暮らし。
ここ1年キスもHもナシのセッ〇スレスカップルだけど、
想い合っていればレスだって幸せですよね!?
そこに至る前、同棲を始めた頃、童貞を捨てた生亀は
人が人を求める理由をようやく理解し、人間1年生となり、
兎太は世間一般の”普通”に囚われてゲイである自分を拗ら
せまくっていた。微妙にズレているのに惹かれ合う2人。
でも想いが成就するのにまだ足りない。
ウサギとカメの幸せな結婚とは!?
兎太(ウタ)と生亀(イキ)で、ウサギとカメなのね。
よく考えられてるな~と感心したのは最初だけ…。
過去の自分に問いました。
「なぜこの作品を購入したのか?」と(^^;
残念ながらやはりわたしは、
”コウキ。先生が苦手である” んだと思います。
実は以前にも1つ、
コウキ。先生のを読んでいまして、
読み返したらば、
まぁ~失礼なことをのたまいけりです。
本当にすみません…orz
なのですが、
おそらくこの作品ですでに、
自分には合わない作家さんであると分かったはずなのに、
なんでまた買ったんでしょうか?
(始めにもどる…^^;)
読んでみましたが、
んん~やっぱり合わなかった…orz
内容的にも時間軸が前後するような展開で、
章ごとに過去の話になってたり、
現在の話になってたりで、
ちょっと頭がこんがらがりました(^^;
一番最初にどーんと問題提起があって、
その後、
どうしてそうなったのかというのを、
過去・現在と交互に描きながら辿っていく、
というようなスタイルの作品。
同棲している兎太と生亀は、
生亀の ”セッ〇ス控えましょう” のひと言により、
ここ1年ずーっとレスのカップル。
(一応、生亀がノンケで兎太がゲイ)
なぜ2人はHしなくなったのか?というのが、
上下巻で描かれています。
最初の問題提起。
Q:「どうして彼らがセッ〇スレスに?」
その答えは…。
A:「言葉足らずのスレ違い」
ヤベっ!これじゃ漫画2行で終わるww
なんかですね、
例えは良くないかもしれませんが、
韓国ドラマの、
特に後半によくありがちなシーン、みたいな(^^;
”もう~いい加減先に進もうよ!”
と言いたくなるくらい、
話の歩みが…テンポが…カメのように遅くて、
同じようなことをグルグル繰り返す(笑)
今作品を読んでいて、
それと似てんな~と思ってしまいました(^^;
生亀の ”セッ〇ス控えましょう” と言った理由を
兎太は怖がって聞けなくて。
だって生亀はノンケだし、
聞いて嫌われたり、
別れることになったりしたら嫌だし…。
言ってしまった生亀は生亀で、
30過ぎて兎太に童貞を卒業させてもらったばかりか、
炊事・洗濯・掃除の家事諸々も、
兎太にまかせっぱなしのくせに、
Hだけいっちょ前にねだって、
これは絶対に捨てられる…。
こんな彼らの想いの行き違いのやりとりが、
上下巻にわたってずーっと繰り返される。
これは、韓国版ウサギとカメなのか?
なんてね、思ったわけなのですが、
すれ違い系が大好きな方は、
おそらくハマるであろう胸キュン作品だと思います。
実際、この作品の評価は、
どのサイトでも軒並み高評価ですので、
一見の価値はあるものなのだと思います。
しかしまぁ、食べ物と一緒で、
読み物にも「好き・嫌い」があるということで(^^;