今日も殴られた。恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。
そんな錆びた俺の前に、中学の同級生、真山が現れて…。
そしたら急に俺は気になった。自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、あの雨の日とーー。
甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。イタイの覚悟の本気の恋の物語。
前回に続きまして、おげれつたなか先生2作品目を読みました。
いやぁ、こ~れは切なかったし、胸が痛かったぁ…(/_;)
弓が恋人かんちゃんにDVを受けています。
表紙にもある通り、弓の頬が痛々しいです。
なんで別れないんだよー!
真山のとこ行きなよー!って思いながら読んでましたけど、
DV受けてても好きなんだと、
そう思うことで、そう自分を正当化することで、
弓は傷ついた体や心のバランスを保とうとしていたのかなと思ったりして。
でも、真山の真っ直ぐな気持ちが弓を救ってくれたから、ほんと良かった。
ホッとしました(T^T)
傷だらけの弓の背中を見た真山が、
後ろからぎゅっと抱きしめるシーンがすごく好きです。
真山よ、弓のことちゃんと大事に愛しておくれよって思いました。
良かったなぁ~。また読み返そう。
そして、弓の恋人だったかんちゃんのスピンオフもあるようですね。
どうしてかんちゃんがDVをするようになってしまったのかがわかるのかな?
なんだか痛い予感がしますが、これはきっと読まねばならんものでありましょう。