「なんでもない日々が、君といると天国になる。」
「お前って俺のこと好きなの?」高校三年の卒業式、片想いをしていた
同級生・藤田(ふじた)から突然の呼び出し。誰にもバレるわけがないと
思っていた想いが、まさかの本人にバレてしまった…慌てる林だったが、
どういうわけが卒業式の一週間後、藤田とセックスすることになって…。
まるっと幸せ!ずーっと幸せの1冊でした(^ω^)
そんでもってずーっとかわいかった♪
恋の楽しさと嬉しさと少しの不安と恥ずかしHに
思う存分に浸って読むべし!萌えるべし!悶えるべし!
おのずと癒されている自分に気づくことでしょう(^^)
本日ご紹介するのは、
日常生活に疲れが見えた時、
心が休息を求めた時などに、
どうぞお読みいただきたい滋養強壮の1冊、
『フロムヘブンヘブン』(養〇酒より直で心に効きます♪)
ここには嫌な人もいませんし、嫌な事も起こりません。
まさに天国から天国へです。
冒頭、天国から地獄かな?と思うシーンから始まりますが、
天国から胸キュンを経て再び天国でした(^^)
高校3年生の藤田くんと林くんから始まります。
休み時間になると、
廊下に出てきてボーっと窓の外を見る林くんなんですが、
実は、窓の外なんて全然見てなくて、
大好きなクラスメイトの藤田くんをチラ見するために、
毎回廊下に出てきてたんです。
たま~に目が合うと、
顔を赤らめて下を向いちゃう林くん♪
休み時間ごとに廊下に出てきて黄昏ている林くんを、
実は藤田くんも気になってチラ見していました。
で、はっきりこっきり聞きます。
”俺のこと好きなの?” と。
”キスとかエロいことしたいっていう好き?” と。
”コクン…” と小さく頷いた林くんは心の中で思っていました。
ああ…終わったなと。
俺の長年の片想いが今日で終わりを告げた…と。
気持ち悪がられて避けられて、もう目が合うこともない。
寂しくて辛い、地獄の幕開けだ…(T^T)
と思っていたのに、
その1週間後、
なんと、林くんと藤田くんはラブホで初Hをしていました!
大好きな藤田と繋がっている。ここは天国か~(*´ω`*)
”最後に素敵な想い出をありがとう、藤田”
この想い出を胸に生きていけると、喜びを噛みしめる林くん。
最初で最後のHを終えて、
もっともっと一緒にいたいけど、
でも、もうここでお別れしないと!さよならしないと!
と思っていたのに、
ラーメン食べいこうよ。
食べ終わったら海いこうよ。
そんで2人でお祭りにいこうよ、と誘いまくる藤田くん。
そしてついに、
”俺もお前のことが好きだよ” と藤田くんからの告白。
”付き合って欲しい” と。
廊下でお互いをチラ見していた2人は、
両片想いだったんですね(^^)
本当はお互いに大好きな人だった♪
男前に口火を切ってくれた藤田くんは、
初H後、なんだか帰りたそうにしている林くんを
どうしても引き留めたかったんです。
だって、もっともっと一緒にいたかったから。
そんな藤田くんの想いを初めて知った林くんは、
ありえないと思っていたことが現実に!
大好きな藤田くんと恋人になれた!と涙を流します。
地獄かと思ってたのに、極上の天国に早変わりです。
目の前に広がる海のように、
行っても行っても果てしなく終わりなく、
自分を見つめてくれる藤田くん。
優しく笑いかけてくれて、手も握ってくれて、
抱きしめてくれて、キスしてくれて♪(T^T)
うれしいよね~。そりゃうれしいよ。
ずーっと大好きだった藤田くんが隣にいてくれる。
これ以上ない幸せよ~(*´ω`*)
こういう幸せを終始味わっていられる作品です。
とっても可愛くて愛おしい胸キュン作品。
恋が始まって、恋人になって、初デートして、
すれ違って、想いを確かめ合って、絆が深まって。
高校を卒業した春から、
1年後の春を迎えるまでの彼らの歩みが、
ゆっくりと丁寧に描かれていました。
中盤に、スレ違いであんまり会えなくて、
たまに会ってもセッ〇スして終わりみたいな関係に
林くんが不安を覚えたりする場面があるんですが、
それも藤田くんの秘めたる愛ゆえの事でまったく問題なし!
かえってこういうシーンがある方が、
その後の2人に萌えました~♪
印象に残ったのが、一緒に夏祭りに行くシーン。
恥ずかしがりながらも、下の名前で呼び合って、
一瞬、ちょっとトキメク2人になるんですけど、
気づいたらまた、
普通に名字で呼び合ってしまってるのが無性に可愛くて、
きっとゆっくりゆっくり進んでいくんだろうなと思って、
ふふ♪と微笑ましくなりました(^^)
そして、ほど先生の絵が良いです。
輪郭とかの線がくっきりはっきりしていて、
クリッとした目がとてもかわいいです♪
他の作品も読んでみたいな~と思いました(^^)