しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『カンチガイラバー』(作者:木下けい子)

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通称・カンチガイ製造機と言われるモテメン部下の佐伯(さえき)に
密かに片想いをしている白鳥(しらとり)は、気持ちを隠すあまり、
佐伯に厳しく接してしまい、自己嫌悪に陥ってばかりの日々を過ごしていた。
でも気持ちを我慢すればするほど、妄想が膨らむ一方で…!?

 

白鳥さんが最高にキュートでかわいいです♪

表向きはクールで頼れてデキる上司なんだけど、

実は部下の佐伯くんのことが大っっ好き!で、

頭の中は佐伯くんとあれやこれやする妄想でいっぱい(^^)

だけど、俺はデキる上司。そんな妄想、おくびにも出してはいけない。

ましてや佐伯くんにバレるようであっては決してならない。

よって、白鳥さんは佐伯くんにものすごく厳しい指導をします。

期待しているからこその「愛のムチ」なんですけどね。

 

仕事で出張に行くことになった2人。

2人きりの出張なんて耐えられるのか俺!?と不安がる白鳥さんの予想は的中。

2部屋取れていたはずのホテルが、なぜか1部屋しか取れておらず、

2人一緒の部屋で寝泊まりすることになってしまいます。(BLあるある^^;)

そして、白鳥さんは潔く佐伯くんに告げます。

”僕はゲイだ” ”同性が性的対象者なんだ” と。

”君を性的に見る僕と肩をくっつけては寝れないだろう…” と、

白鳥さんはひたすら佐伯くんに背を向けて語りました。

 

これで嫌われただろうと思った白鳥さんですが、しかし、

佐伯くんは、以前にも増して白鳥さんに熱い視線を送るようになります。

佐伯くんが憧れの眼差しで自分を見てくれていることは

気づいていた白鳥さんですが、その眼差しの色があの出張以後、

変わってきていることにも気づいた白鳥さん。

”身近にいるゲイがもの珍しい、ただの好奇心だよ” と佐伯くんを諫めますが、

佐伯くんはもう自分の気持ちに気づいていました。

白鳥さんのことが好きだって。

 

2人のイチャイチャも最高にかわいいです♪

白鳥さんが妄想乙女になってて、

それを攻める佐伯くんがものすごく情熱的♪

”現実の恋って甘くてフワフワしてまるで夢のようだ” と、

とろける白鳥さんが、やっぱりキュートでかわいい(^^)

 

木下けい子先生、初読みでした。

すごく淡~いタッチの絵で、電子版ではやや薄すぎて、

バグってんのか?と思ってしまいました(笑)

読んでいくと段々それにも慣れて、

むしろその淡さに優しさを感じました。

ストーリー性もかなりキュン度が高くイイ感じ♪

先生の他の作品も気になるのがたくさんあったので、

諸々読んでいこうと思います(^^)