高校生の慎吾(しんご)は、学校内でお目当ての男子の情報を女子に
リークする”恋のキューピッド屋さん”。生まれ持っての人懐こさと
テンションで、キューピッドの内職(シゴト)も大繁盛の毎日だった
けれど、ある日、ミステリアスな先輩・蒼生(あお)の額にある大きな
傷について調べるよう依頼される。クールさで人を寄せつけない蒼生
が抱える秘密とは…?
販売終了になっているので、
残念ながら電子版ではもう購入できない作品ですが、
鈴丸みんた先生のデビューコミックスでございます!
デビューからかわいいんですね~鈴丸みんた作品は♪(^^)
今作は、少し前に感想しました、
『かんしゃく玉のラブソング』のスピンオフ元作品となっており、
わたしはちょっと順番を逆に読んでしまいましたが、
それぞれ単体でも問題なく読めますので、
気にする必要はまったくナッシングでございます。
『キューピッド~』は2巻出てまして、
『キューピッドに落雷』と『キューピッドに落雷・追撃』の2つ。
『かんしゃく玉~』の猛生と和晃が出てくるのは、
2巻目の『~追撃』の方になります。
さてさて、
『かんしゃく玉~』もそうですし、今作もですが、
鈴丸みんた作品は、キレイ&クール系の男性が、
ふいにぽろっと出す甘えたな態度に、
ズキュン!と胸を撃ち抜かれるような猛烈なキュンを感じる、
いわゆる「ツンデレ」が多いですよね。
そして、
そのツンデレ受けに胸を射抜かれるワンコ攻めという感じ(^^)
『キューピッド~』の蒼生と慎吾、
まさにそのツンデレ受けとワンコ攻めのド正面をいく彼ら。
思いっ切りネタバレですが、
幼い頃、
雷のせいで額に大怪我を負った蒼生は雷が大・大・大の苦手で、
稲光や雷鳴がとどろいた日には、
思わずうずくまって体を震わせてしまうほど雷が大嫌い。
雷が苦手というだけでもちょっとキュンを覚えるのに、
普段は無口で一匹狼の蒼生が、
雷が鳴った日は慎吾と一緒に帰るんです。
慎吾にピタッと密着して、慎吾の腕の袖口をキュッと握って。
かわええ~~♪(*´ω`*)
”ムフフ♪” とニヤつく慎吾の気持ち、わかるよ~(´ω`)
蒼生と慎吾は学年が違って、蒼生が1コ上の先輩。
なぜ2人が接点を持ったかというと、
慎吾は恋のキューピッド屋さんで、
”〇〇先輩のことが好きだから探って来て欲しい!”
という女子達のお頼みを聞いて調査して、
その見返りにパンやらお菓子やらの報酬をいただいているという感じ。
もう最初から慎吾はワンコさんなのです(^^)
そして、ある日受けた調査依頼が、
蒼生先輩の額の傷について調べて欲しいというものでした。
躊躇なく、
一匹狼の蒼生がくつろぐ屋上のテリトリーにおじゃま虫する慎吾。
高い場所でへそ天してるニャンコの元へ、
かまってほしくてちょっかいかけに行ったワンコが、
強烈な猫パンチを喰らうの図を想像していただけると、
その状況がよくわかるかなと思います(^^)
パンパンパンっ!と猫パンチ連打された慎吾なんですが、
その時に鳴った雷に驚いた蒼生が慎吾にぎゅっと抱きついた途端、
”…好き”
惚れてしまいました(^^)
来んな!って言ってんのに、
好き♪遊ぼ♪と寄って来るワンコとニャンコの図です、まさに。
慎吾が自分に近寄ってきた理由が、
実は額の傷の調査を依頼されたからだと蒼生に誤解されてしまって、
少々ギクシャクするのですが、その誤解が解けてからは、
慎吾の ”蒼生先輩大好き!” がパワーアップしまして、
蒼生もそんな慎吾を好きになって、無事両想いに。
そして、初Hでどっちがネコに…?って話になって。
もうわかりますよね(^^)
だいたいツンデレ受けがネコなのがデフォであり、
最強のキュンをもたらすのもデフォなのです♪ ふふふ♪
で、2巻目の『~追撃』で登場いたします猛生と和晃。
主に蒼生と慎吾に絡むのは猛生の方で、
なんと、当て馬的なポジションの猛生くんでした。
慎吾の「蒼生に対する嫉妬と不安」の掻き立て役みたいな感じ。
あいかわらずカッコ良い猛生です。
ってか2巻は、
出てくるキャラがみんなカッコイイしカワイイです!
舞台は学校の体育祭。
その練習が進むなか、蒼生と慎吾と猛生と少々の女子モブが絡んで、
またもや誤解が誤解を生み、嫉妬も花を添えまして、
すれ違いのストーリーの出来上がりでございます。
こちらも誤解が解けた後、
蒼生と慎吾の絆が増々深まりましたのハピエンで終了です。
おまけで収録されている商業未発表作、
『蒼生先輩がオレのベッドに寝転んでる破壊力たるや。』の慎吾が
めちゃくちゃかわいくてキュンでした♪(^ω^)
いまさらですけど、
こんなかわいいのになんで販売終了なんでしょうね…?
紙で例えるなら「絶版」みたいなもんでしょうか?
最近では「電子の売り上げが紙を超えた」と言ってますので、
買えないっていうのどうにかならんのかな~と思ったりします(^^;