しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『調教彼氏』(作者:藤峰式)

  

「これはお仕置きだぞ、嬉しそうな顔をするな」
褒めて伸ばす「調教上司」が「調教彼氏」に昇格。
仕事で一度も褒めてくれない鬼上司・金岡主任のことが苦手だった藤田。
ゲイ専門の出会い系で金岡をマッチングして以降、エッチな言葉責めプレイ
でトロトロにイかされ、ベッドではいっぱい褒めてくれる上司に完堕ち。
金岡の調教テクで「褒められる」と「勃起」してしまうエロいカラダに
されてしまった藤田は、セフレ関係から恋人になったことに戸惑い、
デート中もエロいことしか考えられなくなって…。

 

正直、先日の『調教上司』感想と以下同文です(^^;

違うところは上司から彼氏に昇格したことと、

それにより、

Hが前作よりもSMっぽくなったというところでしょうか。

 

内容もこれといって特筆すべき点はないんですが、

強いて言うなら、藤田くんが転勤するということぐらいかな。

2人離れ離れになって一大事じゃん!ってなるんですけど、

読んでるとそんな不安感みたいなのは漂ってない。

ちょっと金岡さんがポーカーフェイス過ぎて、

何を思ってるのか考えが読めないところは、

藤田くんにとっては、

”好きなのは俺ばっかりか…”という思いに至って、

落ち込み要素になってましたが。

読んでるこちらとしては、

金岡さんが、転勤を経てステップアップしようとする藤田くんを

邪魔しないよう、そしてこれ以上執着しないよう、

懸命に平常心を取り繕う気持ちがよく伝わってきました。

が、結局、寂しくて会いたくて我慢ならなくなって、

藤田くんのもとへ駆け出しちゃう金岡さんでした。

で、2年後転勤から本社へ戻った藤田くんに、

”一緒に住まないか?” のプロポーズENDと相成りました。

 

前作で、

「調教」という割にはそんなハードなプレイなしと書きましたが、

今作はそこから少々ステップアップ。

実は金岡さん、SMバーでバイトをしていた過去をお持ちで、

だいたいのスキルは心得ておられます。

今作はそれが活かされているシーンがちらりほらり。

手錠をかけられ、

”チ〇コ挿入お預けの刑” をくらう藤田くんや、

M字開脚で手足を縛られ、

”恥ずかしいとこ丸見えだぞの刑”をくらう藤田くんや、

チ〇コの根元を縛られ、

”まだ射精したらダメだぞの刑” をくらう藤田くんや、

諸々で気持ち良くなり過ぎてお漏らししちゃった藤田くんなどなど。

前作にはなかったやや重厚なプレイが垣間見れました。

 

そして、なんと続・続編があるんですー。

タイトルは『調教性活』です(笑)

どうしようかな~と迷っていてまだ未購入です(^^;

「性活」とありますのでエロいことには間違いないでしょう。

2人の新たな性活が見られるのでしょうね~。

うーむ…迷うところです(^^)