しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『湯宿の次男をどうにかしたい』(作者:碗島子)

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「こわいの思い出しちゃったら俺の事考えろ」
変質者にされた「怖いこと」=「やらしいこと」の記憶を言われるまま
幼馴染の鉄男(てつお)に置き換えてしまった湯二(ゆうじ)。それ以降、
いやらしいことの対象はずっと鉄男だった。それを暴かれたくなくて
故郷を離れたのに突然鉄男が現れ、あっという間に実家の温泉旅館に
連れ戻される。なんだかんだで半強制的に家業を手伝うことになった
湯二だが、問題ある接客態度を改めるため教育係として鉄男が指導する
ことになる。ことあるごとに注意をされるが全く直らない様子に口で
言ってもダメなら身体でわからせるしかないとお仕置きされるが、
身体は反省どころか真逆の反応を起こしてしまい…!?

 

先日の『鳴けないトヒコ』のシリアスさはどこへやら。

アホとエロの見事な融合。

碗島子先生おなじみの、

笑えるラブコメディBLカムバックです(^^)/

 

この作品も、

湯二が小さい頃に変質者にチ〇コ触られていたずらされるという

トラウマ的過去が描かれているんですが、

『鳴けないトヒコ』と違って、こちらはまったく重くない。

むしろその過去のおかげで、湯二と鉄男は繋がることができた。

2人のハピエンまでの道のりを

ぐふふ!と笑いながら読める作品となっております。

 

なんせ碗島子先生の描くクズ顔と言うんでしょうか?

それがとにかく笑えます。

湯二には湯一(ゆういち)というお兄ちゃんがいまして、

一応このお兄ちゃんが家業の温泉旅館を切り盛りしている人で、

人手が足りないからということで湯二を実家に呼び戻すんですが、

この兄弟けっこう仲が悪い(^^;

 

湯二は人懐っこくて、

旅館の従業員さんたちともすぐ仲良くなるんだけど、

お兄ちゃんとはどうやっても仲良くなれない。

クソ兄呼ばわりして、文句ばっかの舌打ちばっか。

その湯二の顔がね、まぁ~小憎たらしいの(笑)

そら兄ちゃんも腹立ちますわ。

この湯二とクソ兄のかけあいが最高におもしろい!

先生自身も爽やか系ラブを描こうと思ったんだけど、

出来上がったら爽やかさ8%だったとおっしゃってました(笑)

 

残りの92%は笑いとエロです(^^)

このたびも大変よろしゅうございました。

『鳴けないトヒコ』と今作のと、

2作品続けて読んで思ったんですが、

お尻にぶちゅぅぅ~と注入するシーンが多かったなと。

トヒコも色々注入されてましたが、

湯二も鉄男から何かしらよく注入されていました。

そしてお尻いじり虫されて、漏らすなよって。

 

あと、パンツ越しチ〇コいじりプレイも多かったです。

執拗にパンツ越しに舐めたり擦ったり。

接客態度が悪い湯二の教育係に任命された鉄男が、

お仕置きと称して、

「乳首こちょこちょの刑」や「チ〇コ寸止めの刑」

などをしていたので、

そういう焦らしプレイが目立ったのかもしれませんね。

嫌いじゃないです(^^)

 

あとがきはほぼなく、

カバー下のちょっぴりおまけページなどを含め、

最初から最後までびっちりお話が詰まっていますので、

余すところなく物語を味わえる作品となっております♪


 

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