【1巻】
ヤクザのドラ息子の将大(まさひろ)は何をやっても中途半端で誰からも
期待されていなかった。ある日、幼馴染の花太郎の働く女装クラブで
暴れた将大は花太郎の師匠・椿(つばき)にお仕置きをされてしまう。
それ以来、椿のことが頭を離れなくなってしまい…!?【2巻】
ヤクザのドラ息子・将大はメイクアップアーティストの椿と出会い
その美しい外見だけでなく、内面の強さに惹かれ彼の影響で更生し
始める。椿ともっと一緒に居たいと思った将大は家を出て同棲を
始めるが、周囲は反対モードで…?
以前に感想した『花といっくん』で、
読んでみたいなと言っていたスピンオフ作品でございます~。
花太郎の幼馴染の将大と、
花太郎のメイクのお師匠さんである椿が主人公の『月と太陽』。
『花といっくん』でも、やる気のない覇気のない、
別に人生なんて適当でいいみたいなどうしようもない将大でしたが、
今作では主人公になりまして、
その心意気がさらにパワーアップ!
どうしようもないカス野郎になっております(^^)/
将大のお家はヤクザ屋さんですので、
どんなことしたって何したって、
ゆくゆくはお家の跡を継ぐことは周知の事実で。
よって、将大は好き勝手に遊び放題やんちゃ放題なのです。
そして今日の暇つぶしのターゲットになったのが、
花太郎が働く女装バー「おとこの娘チアくらぶ」。
”股開け!パンツ脱げ!ケツ出せ!” と悪ノリしまくって、
せっかくのショーを台無しにした将大をしばきにやって来たのが椿。
それはそれは背の高いとてもキレイなお姉さん♪
きれいなのは見た目だけでなく、所作もものすごくきれい。
背筋もピンとのびて姿勢良いし、手指の先まで整ってるし、
言葉使いも丁寧だし、何より柔らかい笑顔が素敵。
そんな柔和な椿の顔が鬼の形相に変わります。
お店をめちゃくちゃにした将大にお仕置き開始。
その名も ”お尻百叩きの刑”
真っ赤に膨れ上がったお尻を抱え、ヒーヒー逃げ帰った将大。
まさに ”ざまぁ” です(笑)
出会いはこんな最悪な2人だったんですが、なぜか気になる存在に。
”見た目はキレイでめっちゃ好みやけど、本体はロン毛のオッサンや!”
”パンツの下はチ〇毛からケツ毛まで剛毛ジャングル地帯なはずや!”
”足も臭いはずやし、う〇こもデカいはず!”(笑)
そう言い聞かせるも、
ちゃんと自分を持って凛と生きる椿に、
憧れのような恋慕のような気持ちを止められない将大。
おまけに椿のことを考えるとチ〇コ勃ちも止まらない(^^;
椿は椿で、どうしようもないヘタレ坊ちゃんの将大が、
無性にかわいくてしょうがない。
懲らしめてやるつもりのお尻ペンペンだったのに、
顔を赤くしてヒンヒン啼く将大が愛おしくて、
”私の中の雄(オス)が疼くのよ” と(^^;
最初は反発していた将大ですが、
椿と一緒にいれば、
”こんなクソみたいな自分も何か変われるんじゃないか…?”
半信半疑だけど、そう感じる自分の真意を確かめたくて、
椿の元に転がり込みます。
そして椿も、将大を育ててみたいと思います。
”私だけの男に育つかしら” と(^^)
一流の男(?)による、
ヘタレボンボンの「大人の男教育」が始まりました!
2巻からどんどん将大がかわいくなっていきます!
「大人の男」と言っておきながら、
どんどんどんどんかわいくなっていくんです。
それは今までの殻みたいな、
”俺なんかが何をやっても今さらや。
ウ〇コはしょせんウ〇コでしかない” という独特の自論を、
将大自身が徐々に捨てて行くんです。
椿の大人教育により一皮むけた将大は、
つるんつるんの ”素直でかわいいイイ男♪” に変わっていきました。
だけど、
椿と肩を並べて颯爽と歩ける「大人の男」にはまだまだほど遠い。
これからも椿と一緒に生きていきたいから ”短期講習” はもう終了!
椿の手を借りず、自分自身で現実と向き合うことを決めた将大。
まずはお家のヤクザ屋さんの仕事をちゃんとする!
そしてもうひとつ一番大事なこと ”椿とHする!!”
実は今まで、
キス、チ〇コ擦り合い、しゃぶり合いだけで本番までは至っておらず、
椿のデカチ〇を挿れる勇気が持てなかった将大ですが、
2巻の最後でようやく挿入~(^^)
しかしまだまだ怖々で、終わったあと、
”よかったぁ~ケツ締まってるぅ~” と安堵する将大がかわいかった♪
2巻完結の『月と太陽』ですが、
なんか中途半端な感じだな…と思っていたら、さらに続編がありました。
『華と楽』という作品で2人のその後が描かれています!
メイクアップアーティストとして世界に羽ばたこうとする椿と、
そのお荷物にはなるまいと自分育てに励む将大。
意外としっかり続く「椿と将大ストーリー」。
次回は彼らの堂々の完結作、
『華と楽』を感想したいと思います(^^)/