しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『スニーキーレッド1』(作者:たなと)

スニーキーレッド1  スニーキーレッド1  スニーキーレッド1

「とんだ変態野郎じゃん」
平凡なフリーター・三崎(みさき)はタチの悪いヤンキー・釧路(くしろ)に
執拗に狙われる日々を送っていた。会えば顔が腫れるまで殴られ、ウン
ザリするばかり。しかしその一方で、三崎の体は興奮に震えるようにな
っていく。そんな三崎の変化に気づいた釧路は、彼を暴力的に犯し…?
どん底からスタートするドSヤンキーとドM平凡のボコり愛ラブ!

 

こ~れはキツイです……(>_<)

とりあえず1巻読みましたが、

わたしの理解が追いつきません…orz

【名作】と名高い作品ということで読んでみましたが、

”ボコり愛ラブ”

わたしには、ただただ痛かった(ToT)

 

この作品、大枠でSMのジャンルに入っていますが、

これはSMだろうか…?と少々疑問に思いました。

苦痛を与えるのが好きな「S」と、

与えられるのが好きな「M」でSMなんですけど、

この痛めつけに「暴力」は入るのか?と。

セッ〇スの最中に顔を殴る、首を絞める等の行為は、

本来あるべきSMプレイではないんじゃないか?と。

 

手錠して縛って首輪つけてピンヒールで踏みつけて…etc、

ま、ま、少々激しめの色んなプレイありますけども(^^;、

己の拳を使って、

直接的に相手を傷つけるようなプレイはまず無いかと。

SMとは、SとMの信頼関係で成り立つ、

正々堂々とした気持ちの良いプレイであるはず。

 

がしかし、この作品のミサキさんとハルは、

ボコり合うことで身体も心も繋がるという珍しいお2人。

性格と同じく、性癖だって十人十色。

10人いりゃ10人ともに、好みのHがございましょう。

たまたまミサキさんは、

殴られることで勃起するという性癖の持ち主で、

たまたま通りかかったミサキさんに難癖を付けて

日々ボコっていたハルが、

殴られて興奮するミサキさんに気づいてしまったことにより、

2人の間で「ボコり愛」が生まれてしまったわけなのです。

 

ならば、そんな2人のプレイを

黙ってご覧になればよろしいのでしょうが…、

痛てぇんですよぉぉぉぉ~(T^T)

もぅボッコボコに殴るのさ、ハルが。

ミサキさんの髪の毛引っ張りまわして、

鼻っ柱を殴るから鼻血ブーするし、

ちょっと誰か警察呼んできて!と思うぐらい

それはもうサンドバック状態。

 

さらには、殴られて興奮するミサキさんに気づいてからは、

殴る+セッ〇スも追加されちゃって、

全然慣らしてもないミサキさんのおケツに、

一気にチ〇コ突っ込んじゃうのだー!やめれー!(>o<)

 

いやこれもう犯罪じゃん、強姦じゃんと思うんだけど、

困ったことにミサキさんが嫌がってないんですよ~(^^;

嫌がるどころか萎えるどころか、

ますますチ〇コを勃起させちゃうミサキさん。

そうだった、ドMでしたミサキさん…。

超~~~ドMでした…。

 

よって、これは合意の上であり、

良しとしないといけないんだと、

そう言い聞かせながら読むんですが、

どうしても受け入れられないわたしがいる…(*_*;

殴られて顔中痣だらけでマスクしないと表歩けなくて、

友達にも不審がられてるのに、

ハルがピンポーンって家に来たら、ドアを開けてしまうミサキさん!

なぜだ!なぜなんだ!また殴られんのになぜ開ける!

 

どうやらそこには ”愛” があるようです。

何回も書いてますが ”ボコり愛” があるようです。

 

めでたいのかめでたくないのか、

2人の間に ”愛” が生まれたおかげで、

ハルはミサキさんをボコるのをやめました。

変わりに優しくキスしたり抱きしめたり、

ミサキさんのおケツをちゃんと慣らすようにもなりました。

 

でもまだなんか危うい2人なんですよね(^^;

ふとした時に出るハルの暴れん坊にハラハラするし、

ノーマルセッ〇スじゃなくて、

ちょっと乱暴に扱われたいと思う

ミサキさんの本心も垣間見えたりするし。

 

まだ1巻なんで、痛いだけの感想しか出てこないんですが、

2巻3巻と徐々に甘く(!?)緩く(!?)可愛く(!?)なっていくらしいので、

もうちょっと頑張って続きを読もうと思います。

きっとその先に「名作」への道が開かれているのだと信じて!

 

2巻へ続く。。。

 

 

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