見世の旦那・雨音(あまね)は、雨が嫌いだった。
雨の日はあの記憶を呼び覚ますから…。
京都から江戸に進出し、
飛ぶ鳥落とす勢いの金貸し呉服屋「五百蔵(いおろい)」の主人染鶴(しづる)は、
町で見かけた雨音に声をかける。
「お前、いくらだ?」
金で買えないものはない吉原。
雨音は覚悟を決めるが染鶴はなぜか手を出そうとはしない…。
スカベリ先生のアソートパックです。
「あめふらし」「かみなで」「ニコイチ」「迂路迂路」「幸せのかたちB4サイズ」
5作品の詰め合わせパックとなっております。
「幸せのかたち~」を除く4作品は時代物。
スカベリ先生の時代物は初めてなのでワクワクしながら読みました(^^)
どれも黒髪年上受けで、小生意気な年下攻め。(「ニコイチ」は逆でした)
先日の「女王と仕立て屋」の雰囲気に似ています。キャラも似てますしね(^^;
スカベリ先生の描く長髪の男性がすごい良いです。きれいでとても色っぽい。
「あめふらし」の染鶴の髪とかめちゃ良いです。
年上受けさんの方は、あいかわらず色気ありまくりで、
Hシーンのとろけ具合がたまりませんです(^^♪
短編ですがストーリーがきれいにまとまっていて、
フィナンシェとかマドレーヌとか、いいお菓子の詰め合わせいただいた感じで、
どれも非常においしかったです。