しろくまBL部

腐女子のBL覚書

ドラマ『美しい彼』(作者:凪良ゆう)

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「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」
無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。
そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。
誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)ーー。
自分の気配に気づいてくれればいいと、
昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!?
絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時……スクールカーストLOVE!!

 

正月時間を使ってイッキ見しました!

いや~参った。めっちゃ良かった(^^)

『美しい彼』の美しい彼役の彼の美しいこと、美しいこと。

EXILE一族の方のようですね。八木勇征さん、美しすぎてびっくりしました。

 

YouTubeで歌い手されてる「ロス」という方を最近知って、

このドラマのエンディング曲を歌っておられるので、

歌が良いならば、ついでにこのドラマも見てみようではないかと見始めたところ…、

おもろいーーーーー!!!!!! めっちゃおもしろいやないですか!

久々にドラマを見て胸キュンを覚えました。

 

原作の小説は未読なんですが、

なんとコミカライズされて連載中だと!しかも、北野仁先生です!

こりゃもう~楽しみで仕方ない♪

 

スクールカーストBLはまだ手を付けていなくて、未知の領域なんですが、

なかなかキュン要素ありそうな予感がします。

キモい?ウザい?もっと言ってくれ。下剋上LOVEなんて、そそられて仕方ない♪(^^)


『囀る鳥は羽ばたかない7』(作者:ヨネダコウ)

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平田との抗争終結から四年。
矢代は組を離れ、闇カジノの金主として稼いでいる。
カジノには時折、三角が訪れ、そろそろ真誠会に戻るようせっつかれていた。
一方、矢代から捨てられた百目鬼は、
真誠会と良好な関係を結ぶ三和会系桜一家(さんわかいけい さくらいっか)の
組長・綱川(つなかわ)の下でヤクザになっていた。
四年間、一度も会うことのなかった矢代と百目鬼
けれど、ある事件をきっかけに再会して!?
止まっていた時間がついに動き出す!!

 

平田との抗争終結から4年が経ちました。

闇カジノ経営のオーナーとなった矢代さん。

道心会から少し距離を置く身となっていますが、

頻繁に様子見に訪れる三角さんに ”そろそろ組に戻る頃合いだ” と促されています。

 

そんな三角さんに ”まだ勃ちます?” とたずねる矢代さん。

ソファに押し倒される矢代さんに、三角さんの平手が飛びます。

”脱げ 全部見せろ 俺のモンだろ” と、矢代さんのシャツを引き剝がします。

胸元はだける矢代さんを見つめて、

”年食って 益々エロエロになりやがって” と、三角さんが一言。

 

ですよね。わたしもそう思いますよ。

矢代さん、若返ってます。色気の破壊力、半端ないです…。

 

第7巻、巻頭カラーになってまして、

グレーのスリーピーススーツに身を包み、煙草をくゆらせる矢代さんが載っています。

数時間でも眺められんじゃねぇかってくらいの綺麗さ。(原画欲しい…)

新章開幕!という感じです。

 

先代が亡くなり、跡目を継いで四代目道心会の会長となった三角さん。

矢代さんに負けず劣らずの奔放ぶりで、側近の天羽(あもう)さんを困らせています。

竜崎は平田との抗争で組を混乱させた責任を取り、代表で一人服役中。

(あいかわらずかわいい♪)

そして、百目鬼はというと…、

しっかりとしたヤクザさんになっていました。

もう、矢代さんの後をヨチヨチついて歩いていた雛鳥ではありません。

別のヤクザ組織・桜一家の組長・綱川さんの元で、すくすくと?生きています。

 

まだすれ違いが続くのかな?と思っていましたが、

2人、再会します。

新たな火種がくすぶり始め、それぞれ別のルートから真相を追いかけていたところ、

線が交わっちまいました。

矢代さんと百目鬼の目が合った瞬間、なんか胸が締め付けられました。。。

悲しげにうつむく矢代さんの表情がなんとも切ない…(T^T)

”あ~あ…会っちゃった…” みたいな感じ?

百目鬼のこと、夢にまで見るくらい頭の片隅にいつもある。

けど、絶対に考えないし、探さないし、会わないし。絶対に忘れる。

そう思ってたのに…(T^T)

 

しかし、会ってしまった以上は…、

頼んますよ!わたしは期待しますよ!(Give me エロ!とは言いませんが^^;)

百目鬼がね、昔と違ってけっこうグイグイ来る系になってるっぽいので、

それに押し込まれていく矢代さんを、今後期待したいです。

 

いや~、次8巻は1年後?2年後ですか?

待てるかなぁ~?待てねぇ~な~。どうしたもんかな~(笑)


『囀る鳥は羽ばたかない6』(作者:ヨネダコウ)

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これまで守り通してきた一線を、ついに越えてしまった矢代と百目鬼
百目鬼は矢代がかけがえのない存在であることを、
矢代は百目鬼への感情の正体と、自らをかたちづくる矛盾の正体に直面する。
大切だから、離れない。大切だから、手離す。
平田との抗争が切迫する中、百目鬼を捨て、
ひとりでけりをつけようとする矢代だったが…。
命をかけた抗争の行方は?矢代と百目鬼の関係は?怒涛の新展開!!

 

好きな人には振り向いて欲しいって思う。

こっち見て欲しいって思うし、

その人の一番になりたい、特別な存在になりたいって思う。

その想いが人一倍強かったんだろうね、平田は。

強すぎて変な方向にひん曲がっちゃった。

 

平田は、三角さんに愛されたかったんだ、きっと。

(矢代さんとは別の意味での愛され方で^^;)

三角さんの隣にいたかったんだ。

別に右腕としてとか、腹心の部下として側に置いて欲しかったとかじゃなく、

ただ、自分に目を向けて欲しかった、親が子どもに接するように。

そう思うと、平田に同情がよぎらんでもない…。

 

平田は矢代や竜崎を陥れる策略が失敗に終わったこと、

その企みが組の上層部にまで知れ渡ったこと、

そして、すでに自分が詰んでいることを自覚します。

その上で、矢代さんを半殺しの目にあわせます

「最後の悪あがき」なんていうかわいいもんじゃなくて、

自分が与えられるはずであった三角さんからの寵愛を一身に受ける矢代さんを、

どうしてもこの手で握りつぶしたい。

何の苦労もせずに愛される矢代さんがどうしようもなく憎い。

嫉妬に飲まれた男の狂気=平田。(この時点でわたしの平田への同情心は吹っ飛んだ…)

 

平田の最期に ”よしっ!” と拳握りしめた読者はわたしだけではないはず!

なぜなら、三角の親父さんが最高にかっこよく決めてくれたから!

内に秘める溶岩みたいな怒りがたまらないゾクゾク感を与えてくれました。

 

捕まった平田が三角さんに言います。

”俺が憎いはずだ…” と、”その手で俺を殺したいはずだろ!” と、”俺を見ろっ!” と。

叫ぶ平田に一瞥もくれずに三角さんは、

”俺の知らねぇところで勝手に死ね”

 

カーッコーイーイーーー!!!!!!!

親父!一生ついていきます!(笑)

 

この第6巻、なんとエロがないんです!?

エロがないのに、なんだこの満足感は?(エロ好きのわたしとしたことが…-"-)

 

矢代さんと百目鬼の関係は引き続き気になりまくるところでありますが、

どうも離れに離れてゆく感じです…。(エロも遠のきますな~…T_T)

平田に半殺しにされて、

助けに向かった百目鬼共々、またもや傷だらけになった矢代さん。

頭を打って百目鬼のことは憶えていないとのたまいけり。。。で、to be continued…。


『囀る鳥は羽ばたかない5』(作者:ヨネダコウ)

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抗争の最中、真誠会若頭の矢代はと百目鬼の部屋で向かい合っていた。
百目鬼への想いから目を逸らしていた矢代。
矢代を守りたいと思っていた百目鬼
ふたりは互いに強く意識しつつも、
これまで一線を越えないよう気持ちを堰き止めていた。
けれど、追いつめられた百目鬼が矢代に気持ちを告げたとき、
それまで保っていたバランスが崩れてしまう。
自分に大事なものができてしまう、失ってはいけないものができるーー。
矢代が選んだ道は…!?

 

こんなに息を殺して読んだ本はない。

視界のすべてが物語の中に入り込んで、

一切の物事から切り離された世界に没入しました。

そして、こんなに長いセックスシーンも見たことがない。

視界のすべてが矢代さんと百目鬼で、ただただ2人の世界に没入しました。

 

セックスって言葉では軽すぎるぐらい、2人の繋がりを強く感じました。

ただただ綺麗で、優しくて、愛おしさがこみ上げました。

 

どの巻だったかな?

百目鬼が矢代さんに聞くんです、”俺に抱かれたいと思うんですか?”って。

そしたら

”お前は優しそうなセックスしそうだからイヤだ” って言うんです、矢代さん。

その通り…。

優しかったです。愛おしそうに矢代さんを愛でていました、百目鬼

バックでヤってる時、

まだ右腕が動かなくて、バランス取れずに辛そうにしてる矢代さんを見て、

百目鬼、わざわざクッション取りに行くんです。”これ、敷いて下さい” って。

”お前のそういうとこ ホント腹立つ…”って言いながら、

百目鬼を引き寄せてキスする矢代さん。(死ぬ~!)

”もっと…痛くしてっ…” て懇願する矢代さんに、

”しませんっ…” て、

”そんなことしなくてもこんなに感じてるじゃないですか…” と百目鬼。(死ぬ~!)

 

なんだろうな?とても満たされてる感じがするんだけど、

その裏にずっと悲しみみたいなのが張り付いてて、

きっともうこれ切りなんだろうなっていう切ない予感が漂いまくる。

だからなんでしょうか?

”目を閉じて眠るのが怖い…” と百目鬼が言うんです。

そっと胸に引き寄せて、寝かしつける矢代さんですが、

……静かに百目鬼のアパートを去ります。(行かないで……T^T)

 

もうすでに矢代さんの中で、百目鬼の存在は確かなものになっていて、

失うことが怖いと思ってしまってる。

自分の側に置くことで、いとも簡単に命を落としてしまいかねない百目鬼を、

ほんとはもっと早くに手離しておくべきだったのに…。

こんなに大きくなる前に捨ててしまうべきだったのに…(T^T)

 

平田と決着をつけるために再び動き出した矢代さんは、

百目鬼は捨ててきたから、誰も連絡すんじゃねぇぞ” と皆に言います。

”あいつは一番最初に目にしたものに 勘違いしてホイホイ付いてきた

雛鳥みたいなもんだ” と。

 

ここで、to be continued…。


『囀る鳥は羽ばたかない4』(作者:ヨネダコウ)

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真誠会若頭の矢代は、男好きの淫乱と噂されているが、
部下とは関係を持たないと決めていた。
しかし、矢代の命が狙われる抗争のなか、
付き人兼用心棒の百目鬼との関係が、大きく変わりつつあった。
自分の気持ちを自覚し、矢代を守ることを決意した百目鬼
守られる立場から、守る立場にーー。
欲望を向けられることのない存在であったはずの百目鬼に、
矢代は別の感情を持つようになる。
そんなとき、矢代はある事実に気づき…。

 

”この人を抑えつけて気付いたことは

 汚してしまいたい欲望と 自分が抑制のきかない人間であること

 それと力では この人が自分に適わないということ”

やめろっ…!という言葉を無視して、抑えつけて、組み敷いて、

欲望のままに何度も矢代さんのモノを扱いて舐める、百目鬼の葛藤が痛い。

”強ければいいのに… あなたが俺よりも”

矢代さんが自分よりも強くあっていたら、

おそらく、殴られて蹴り倒されて、それで終わりにできた関係だったかも。。。

 

”自分のものにしたい こんなに誰かを求めることが この先あるんだろうか”

そう思う百目鬼と同じような感情を抱き始めていることに、

おそらく矢代さんも気づいてる。

葛藤を抱えているのは百目鬼だけでなく、矢代さんも然りの第4巻。

 

インポだと思っていた百目鬼のモノが勃ってしまいました…。

避難した百目鬼のアパートで、久しぶりに矢代さんがシャクったところ、

勃っちまいました…。

(チ〇ポ勃ってこんな切なくなることある!?)

勃たない自分だから矢代さんは側に置いてくれてた。

勃っちゃったらいらなくなったおもちゃみたいに捨てられると思っている百目鬼は、

”すみません…” って謝るんだけど、

矢代さんは ”せっかくだし セックスするか” って…。

 

これで、to be continued…です。

殺す気かい?息の根止める気かい?と問いたい!( ̄▽ ̄;

次巻、すんのかい?せーへんのかい?ってことですよね!

 

雲隠れしていた竜崎をようやく見つけた矢代さん。

”いいように乗せられて切り捨てられるマヌケ極まりない負け犬” と、

スカッ!とする言葉を竜崎にぶつけてくれました(^^)

お互い、平田組長の描く策略にハマっていることを承知の上で、

反撃に出ようとしています。

竜崎に ”お前と俺 どっちが長生きするだろうな” と言う矢代さんの言葉が、

変なフラグにならなけりゃいいなと願うばかりなりです。

 

さて、ジェンダーフリーが叫ばれる昨今ですが、

どうしても女が入り込めない世界ってありますよね。

ヤクザの世界ってそうだと思うんです。

男たちの欲や陰謀や羨望、嫉妬、権力、金、プラスして彩りに女みたいな。

男だけの世界だからこそ保たれる均衡みたいなのもあって、

親父とか兄弟とか子分とか、

何の血の繋がりもない他人同士が集まって疑似家族を作ってる。

でも、けっこう固い絆で結ばれてたりもして、

そんな関係に勝手に憧れを持ってたりする、わたくしなんですけども…(^^;

なんか良いんですよね、揺るがない忠誠心とか、全幅の信頼を寄せてたりとか。

 

今回の4巻では、矢代さんの部下・七原(ななはら)が、その最たる人物であるなと。

この七原も竜崎同様におバカさんなんです。

矢代さんのドM・変態・淫乱プレイをいつも盗み見しては、

こっそりトイレで抜いてるようなヤツです。

だけど、矢代さんに対する忠誠心はクソデカい。

平田が差し向けた殺し屋に、再び銃撃されそうになった矢代さんを、

身を挺して助けるんです。んで、自分は肩撃たれちゃう。

”盃交わして家族になったら守ってかなきゃなんねぇんだ” って。

七原、あんた男前だよ。