小説家の愛人として暮らしていた櫓木卯一(ろぎういち)は、
借金の取り立てにきたヤクザと出会う。
その男・大和明虎(おおやまとあきとら)に惹かれ、
あらゆる手を使って近づこうとする卯一。
だが気持ちが逸った卯一が
うっかり明虎の組の名を騙ったことで事態は急変しーー。
「四代目・大和辰之」の前日譚。
ついにこの時が来ました。『ジェラシー』を語る日が…。
こんな虫けらのようなわたくしが、
ジェラシーの、ましてやスカベリ先生の何を語るか!と、
諸先輩方にはお叱りを受けるでありましょう。十分承知の上でございます。
(散々、スカベリ先生のエロエロ言うてましたけども…^^;)
わたくしもこの作品を、このキング・オブ・BL、トップ・オブ・ザ・BL作品を
拙い文字起こしなどで語りつくせるとは思っておりませぬ。
しかし、ただ、ひとえに、いちずに、
この作品が 最高だっ!!!! という証をここに記したいのでござる!
しろくまBL部会誌に永年保存版として、後世に残して行きたいので有り申す!
(勝手にせぇよってことで…^^;)
長ぇ~前置きは書き捨てまして、『ジェラシー』でございます。
1~5巻完結いたしました。
私がBLにハマったちょうどその頃に、最終巻の5巻が発売されていて、
たいへんよくよく宣伝されていました。
1巻が2017年に刊行されているので、足かけ5年ですか。すごいです。
私は全然待たずに全巻すぅ~っと読めましたが、お待ちになっていたファンの方は、
ずぅ~っとずぅ~っと待っていたんですよね、それもほんとにすごいです。
全巻まとめて感想を、と思っていたんですが、
どうにも収拾がつかなそうですので、小分けに記すことにしました。
1巻です。櫓木卯一と大和明虎との出会いですね。
初っ端から最高の扉開きましたよ!
(引用画像にも載せてますけど、変な修正入りで^^;)
プロローグが絡みのシーンから始まる作品にハズレなし!(個人的見解)
しかも、カラー!! 絶対いいでしょ!(個人的見解)
『四代目・大和辰之』の凌辱・櫓木卯一しか知らないから、
えっ?!女の人?!と、見紛いかけました。美しい、まさに美しい絡みです。
そして、ここから始まる本編への高揚感でドキドキしました。
過去の櫓木さんと現在の櫓木さんを交互に描きながら
物語が進んでいくのも良いですね。
若くてイケイケで怖いもの無しで奔放で頭も切れて妖艶で、
子どものように無邪気だけどキレると手がつけられない過去櫓木さんと、
妖艶さに憂いを加えて、さらに渋さと儚さをプラスした現在櫓木さんとの対比。
良いです!
小説家さんとのロシアンルーレット・セックスに興じる櫓木卯一に、
辰之を凌辱した片鱗が垣間見えました。
緊縛と玩具はこの頃からすでに習得済みだったのですね、グッジョブです!
そこへ、借金の取り立てにやってきたのが初登場の大和明虎!
いい男ですね。やっぱり男が惚れるいい男です。
この2人の出会いから、物語の歯車が動き出します。
ここから言うてみれば最終巻まで、明虎さんの気を引くために、
ただそのためだけに、卯一は自ら進んで身体を張り続けます。
どんなに痛めつけられようとも!
すべては明虎さんと一緒にいるために!家族になるために!
1巻では、幹部クラスのヤクザ・半田親分さんがターゲット。
ゲイであることを隠している半田さんの本性を見抜き近づきます。
半田さんを待ち伏せする卯一の、素肌にカーディガン姿がめちゃくちゃ色っぽい!
また半田さんとのHも、まぁ~色っぽいの。そりゃ女いらんわって思う(笑)
そこらの店のお姉ちゃんより格段にエロいから(笑)
でも、半田さんはかわいそうなのですよ。まーったく卯一に相手にされてないから。
”卯一のすべては明虎さんに通ず” ですから、ほんとにただの通過駅状態。
せっかくセッティングしたディナーやプレゼントの高級腕時計も全部スルーしちゃう。
そらキレるわ(^^;
キレた半田さんに追い詰められた卯一は、助けに来た明虎さんに救われますが、
その時に、明虎さんが刺されて傷を負います。
逃げた卯一の行方と、倒れた明虎さんは……。2巻へ。
1巻に「悪人」というアフターストーリーが入っているんですが、
これすごい良いです♪ めっちゃ好き♪(^^)
卯一と明虎さん2人がサウナ我慢対決をしたその後のお話なんですが、
卯一の無垢さと明虎さんの荒々しい獣味が感じられるシーンが凝縮されてて、
ちょっとのお話なんですけど、すっごい充足感を得ました。(とりあえず拝みました)
1巻にして、すでにこの締まりのないダラダラ感……いかんですね(-"-)
でも、感想書いてるとまた読みたくなるんですよね。
ほんで、実際読み返しちゃって、全然書記活動が進まないのですよ…。
今も見開きカラページ見ちゃってて、1人ほくそ笑んでますから(^^;
→→では、2巻へGO!