ー 離れないで、そばにいて、ずっとぎゅっとして ー
離島に赴任してきた警察官の豪太郎(ごうたろう)は、上司からの頼みで、
島の別荘にひとりで暮らす青年・秋人(あきひと)と同居することになる。
まだあどけなさの残る秋人は、
夜な夜な男たちを部屋に連れ込み体をあずけていた。
秋人の身を案じる上司に代わって、
夜のお目付け役をすることになった豪太郎だったけれど、
いつもツンとしてご機嫌ななめな秋人はなかなか心を開いてくれなくて?!
タイトルにある ”落花流水” ってなんだろうと思って調べました。
落花は散り落ちる花。流水は流れる水。
”花が流水に散れば、水もこれを受け入れ花を浮かせて流れてゆく” ということから、
男に女を慕う心があれば、女もまた情が生じて男を受け入れるという意味だそうで、
簡潔に言うと ”相思相愛” ということだそうです。
最初は秋人がどこぞの知らぬおっちゃんを家に連れ込んで、
良からぬことをいたしておるので、だいじょうぶか?と思いましたが、
すぐに豪太郎が一緒に住むことになって、
どこぞのおっちゃんらは来なくなったんですが、
そのおっちゃんらで寂しさを紛らわしていたと言う秋人が可哀想で切なくて…。
ずっと一人で寂しかったんだね…。
ずーっと誰かに ”ぎゅっ” として欲しかったんです(T^T)
最終的に豪太郎がぎゅっとしてくれるんですが、
そこからの秋人の甘え下手がめちゃくそ可愛い。
甘え方がわからんのですよ。
豪太郎ともっと一緒にいたいんだけど伝え方がわからなくて、素直に言えない。
思い切って伝えても(シたいって)、ストレート過ぎて豪太郎に諭されちゃうし。
でも、豪太郎に抱きしめられると ”ポフンッ” て顔埋めるの。(かわぇぇ~死ぬぅ~)
これが俗に言う「ツンデレ受け」というものか!と、
キュンキュンしたのは言うまでもないです。いや~良きです。
一つ、そう、一つ言うならば、………イチャが少ない……。
2人が相思相愛になったならば、
もうちょっと、もう一声、イチャイチャを与えたもれ。
イチャエロの番外編とかあったら、すごいうれしいんだけどなぁ。