しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『僕らの食卓』(作者:三田織)

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会社員の豊(ゆたか)は、誰かと食事をするのが苦手。
しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟、
穣(みのる)と種(たね)になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。
以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。
いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えてーー。

 

かわいらしい生き物がいました。

「種くん」という名前の、それはそれは愛らしい生き物。

三田織先生に聞きたい…。

どうすれば「種くん」手に入りますか?入手方法、教えてください<(_ _)>

 

種くんはまだ4歳。

ふわふわもこもこの冬服をきて、ころころしてる♪(^^)

まだちゃんと言葉がしゃべれなくて、

おにぎりを「おぎにり」って言うし、豊のことも「ゆかた」って呼んじゃう(笑)

一緒に過ごすうちに「ゆかた」のことが大好きになっちゃって、

いつも「ゆかた」にぎゅって抱きついてる(≧▽≦)

「ゆかた」が落ち込んでると、

”たねがよしよししてあげようか?” って。(してくれ!わたしにしてくれ!)

 

豊のことを大好きになっちゃった人がもう一人。

種くんのお兄ちゃん、穣。

次に会ったら豊と何を食おうか?何をしようか?

豊を想うだけで生きてて楽しいと感じるんだ、と。(誰かを想うって素敵です♪^^)

その気持ちが勢い余って、思わず豊にキスをしてしまいます。

”豊、握手していい?これで触れるのは最後にするから…” とその想いを封印する穣。

家で落ち込む穣に種くんが声をかけます。

”「ゆかた」とケンカした?たねがいっしょにあやまってあげる…” と、

穣の背中をぎゅぅっと抱きしめます。(してくれ!わたしにしてくれ!)

 

新年、初詣に行く3人。

付き合い始めた豊と穣と、年末年始食べ過ぎておなかポンポンの種くん♪

しかし、幸せすぎる今に漠然とした不安を抱く豊。

おなかいっぱい食べて みんなでふとん並べて寝て

頭のてっぺんからつま先まであたたかい。

この「幸せ」の感覚。

いつか失う日がくるのなら痛みの少ないうちに、今、離れたほうが…。

 

得体の知れない不安な気持ちを、豊は穣と種くんのお父さんに打ち明けます。

大切な人、奥さん(穣と種くんのお母さん)を先に亡くしていたお父さんは言います。

”誰かを愛するということは 失う時の痛みも引き受けるということ”

”その痛みは愛した証 この痛みを味わえることが幸せなんだ” 

”だから大丈夫 別れの時は思いっ切り痛がろうぜ”と。(お父さん…素敵ですT^T)

 

気持ちすっきりの豊は穣に言います。

”これからも一緒にいよう 一緒にごはん食べよう ずっと一緒に生きよう” と。

は~い!って無邪気に種くんがお返事をして「おしまい♪」←種くんのクレヨンの字(≧▽≦)