しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『目黒と秋野は気づかない』(作者:ゆくえ萌葱)

       

大学生の目黒(めぐろ)の悩みは、恋多きノンケの友人・秋野(あきの)。
目黒がゲイと知ってるくせに、彼女にフラれる度に部屋に入り浸るのだ。
「お前の料理や部屋の匂い硬い筋肉の手触りにしか癒されない!!」
そう言う秋野に押し倒されて触られまくり、果てはキスしてぬき合いまで
してしまう!!「あんたたち、絶対付き合ってる!!」周りに断言されても、
本人たちはまったく無自覚で!?

 

目黒と秋野が愛おしい♪

愛おしく、そしてかわいすぎるおバカさんたち(^^)

”たぶん” というか ”確実に” 好き同士なんだけど、

”そんなわけあるか!” と、お互い否定。

抜き合いもしてキスもしてんのに ”好きなわけあるか!” と全否定。

見かねたゲイバーのママが、

”お前ら今すぐホテル行ってこい!” って言うとこが最高におもしろかった♪

ゲイ業界に足突っ込んで20年のママ曰く ”あんた達は両想いだよ”。  

 

女の子大好きのノンケ秋野。

いつも1週間と持たずに彼女にフラれる理由はただ一つ。

彼女の前で目黒の名前を出しすぎるから。

目黒の方が料理がうまい。目黒の部屋が落ち着く。

目黒が使う洗濯洗剤の方がいい匂いetc…。

そして、フラれると目黒の家に直行!

目黒の美味しい手料理食べて、

目黒のキレイに割れた腹筋をナデナデして心を癒します。

で、いつの間にかそのナデナデがお腹を通り越してチ〇コに到達して、

お互い擦り合うようになってキスもしちゃう(^^)

 

ゲイの目黒。

そんな自分勝手な秋野の行動に呆れつつも、

毎回手料理でもてなし、甲斐甲斐しく世話を焼く。

鍛え上げた筋肉を易々と秋野にイジらせ、

敏感な乳首までをも触らせる!(細マッチョ目黒の乳首がまたイイんだ~!)

秋野のグチをママに言いに行きますが、

ママ曰く ”あなた、気づいてないだけでもう惚れてるよ” と。

 

彼女とのHで勃たないのに、目黒のことを考えると勃っちゃう秋野は

ついに目黒を想いながら抜いてしまい、

目黒は、一晩限りの男の人とヤろうとしたけど結局できず、

逆に秋野を想いながらシゴいてしまい、

悶々としながら向かったママのお店でばったりと出くわした2人。

ママ曰く ”うちの店の裏に昔から仲良いホテルがあるから”

”てめぇら二人で行って来い!” と。(ドス声ww)

 

ふわふわして気持ち良くて、何回か寝て、またまぐわう。

翌日の夕方まで思う存分まぐわった2人。

一安心したママが最後に2人の気持ちを確認します。

”セックスもしたキスもしたずっと一緒にいたいと思った”

”その心は!?”

””嫌いではない…”” と声をそろえて言う2人(笑)

”もっかいホテル行って来い!!” と怒りマークのママが最高でした(^^)

 

番外編『目黒と秋野は気づきそう?』もすごく良くて、

初Hを済ませた後の2人のイチャイチャが描かれています。

まだまだ素直になれない2人のキスにきゅんときます♪

結局最後までお互いの口から「好き」という言葉は出てきませんでしたが、

読んでるこちらは腹痛いほどに気づいていますので、

何も問題はございませんです。

ママ目線でドス声出しながら読めます(^^)