しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『アンダーマイスキン』(作者:薄井いろは)

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「スーツの下はこんなにやらしいのにどうやって隠してたの」
久遠(くどう)は順風満帆なエリートリーマン。
けれど、本気の恋を知らないことが、ずっと後ろめたかった。
年下なのに、不敵で雰囲気のある大工・佐藤に出会い、
愛される側なんて男として屈辱的なはずが、
身をゆだねる心地よさに溺れていく久遠。
しかし、本気だと隠さない佐藤は、これまで久遠が女性とダメにしてきた
ような仮初めの恋愛関係は結びたくないと一歩を踏み出すことを促して…。

 

エロす。とてもエロす。

好きです。非常に。

薄井いろは先生のエロがたまりません。

ちょっと硬質っぽい絵にのせてくるエロにゾクゾクします。

雰囲気ですけど、先生の絵はなんというかゆるいところがない感じで、

1本の線がピシッとしてる真面目な絵という印象があって、

だからなのか、エロみがすごい際立って見える。(大好きです!)

 

お話もそういう感じだから余計にエロみを感じるのかもしれません。

とても真面目なきちんとリーマンの久遠さんが、

対人スキル高めの大工・佐藤さんによって、

心の奥に隠していた本当の自分をさらけ出していくストーリー。

 

真面目な割に、耳に開けっ放しのピアスの穴や、

足首に掘っている意味深なタトゥーがドエロい久遠さん。

佐藤さんはそういうところちゃんとチェック済みです。

合コンに参加していた久遠さんの目に、

女性が映っていないことにも気づいていた佐藤さんは、

酔った久遠さんを介抱するためホテルへ連れて行きます。

嫌なら別に帰ったっていいし、このまま泊まってったっていい。

久遠さんの望むようにしたらいいですよ、と。

だけど、僕は久遠さんが隠しているものをたぶん知っているし、

僕ならそれを教えてあげられると、エロ押す佐藤さん。

この佐藤さんの手慣れた手つきがたまらんです。

おそらく恋愛スキルってか、

セッ〇ススキルが高いであろうことがうかがえる。

 

久遠さんもね、

ふたを開ければたぶん佐藤さん以上にエッチなんですよ。

他人に自分の内側をさらけ出すのが怖くて、

そうすることはみっともなくて恥ずかしいことだと思ってるんです。

だけど、佐藤さんにまた触れて欲しいと思う自分がいる。

彼の前ですべてをさらけ出したいと思う自分がいる。

甘え方なんかわからないし、

抱いて欲しいなんて恥ずかしくて言えない。

モジモジソワソワするかわいい久遠さんのスイッチを

優しい手つきでONにするエロマスター佐藤さん。

 

エンジンがかかった久遠さんは、

いつも自分ばかり気持ちいいから、

なんとかお返ししたいと佐藤さんのを咥えるんですけど、

やっぱりエロマスターにはかなわなくて、

結局、形勢逆転で ”今回も俺ばっかりだった…” って。(かわいいかよ♪)

 

16pの有償小冊子には、

ちょっとだけマウントを取れるようになった久遠さんがいます(^^)

 

前に、薄井いろは先生の18禁版『俺しか知らないカラダ』の

感想を書いたんですが、最高にエロくて良かったんで、

この『アンダーマイスキン』も、

18禁版で読めたらパーフェクトだったなぁ~なんて(^^)