「お前を忘れられる日なんて、きっと来ない」
10数年来の熱々な恋人同士である音楽雑誌編集者の新と
天才ギタリスト(現在休業中)の椎名。
彼らにはかつて、強く惹かれ合いながらも別離を選んだ過去があった。
新18歳、椎名16歳。
ずば抜けた才能を心底愛しながらも拭えない劣等感と嫉妬、
そんな自分への焦燥、椎名から向けられるがむしゃらで一途な恋情と、
抑えきれない無軌道な性欲。酷い言葉で椎名を突き放し、別れを告げた新。
けれど、求め合う心は離れられるわけがなく…。
第2巻は新と椎名のほろ苦くも甘い馴れ初めを描いた過去編。
新&宗純の過去編です。
やはり、おもしろかった!という言葉しか出てこんです(^^;
宗純みたいなテクが何で俺にはないんだ!?
選ばれる人間がなぜいつも俺じゃない!?
こんなにもギターが好きなのに…。
好きだけで音楽の世界に身を置く人間にはなれないことを痛感する新。
宗純のことが好きなのに、
その好きの裏側で嫉妬や妬みを感じている自分が心底嫌で、
こんな惨めでみっともない自分を見たくなくて、
新は宗純と別れを決意します。
新が感じてるような表裏一体の気持ち、ちょっとわかります。
大好きな友達なのに、
自分には無い能力や感性を持っていることに嫉妬する。
近ければ近いほど大好きであれば好きであるほどその気持ちは強くなる。
ああーみっともないな自分!ってわかってるんだけど、
じゃあ、その子を超えるぐらい、
負かしてやるくらい頑張れよ!って思うんだけど、
心ってのはうまく動いてくれないもんなんですよね。
勝手にどんどん距離あけられてるように感じちゃって…。
だから、新は宗純を置いて逃げ出した。
天才のギターを見るのが、聴くのが怖くて逃げ出しました。
新の胸の内を何も知らない宗純の泣きじゃくり様…。
胸にきました(T^T)
そして2年の時を経て、2人は再会します。
宗純が新を追いかけて東京に出てきました!
もうね早く早く!と先を焦ってページを捲る手がシュバババっ!
再会した2人の先を見たくて見たくて!
どうなんの?どうなんの?
抱擁する?チューする?Hする?なんてドキドキしながら(笑)
ちゃんと全部してくれた(^^) ありがとう、ほんと好き。
会えなかった2年の月日からの~分厚いキスと熱いHね。最高かよ。
宗純がかわいくて何度も見ちゃった(^^)
さて3巻は、
新が選択した「自分なりの音楽との関わり方」がどういう形なのか、
そして宗純に新しいバンド仲間ができるか否か!?
終わるのが嫌でものすごくもったいぶって読んでます。
『囀る~』以来です、こんなもったいぶって読んでるの(笑)