「いつだって、こいつのギターで生き返る」
切なすぎる別離を経て、劣等感や嫉妬すら飲み込む強い愛情と絆で
繋がった新と椎名。東京での同棲生活にも慣れた頃、椎名のギターの
評判を聞きつけてふたりの前に現れたのは…?
大人の男たちの複雑で官能的な恋、物語はついに現在へと繋がる核心へ。
伝説のバンド・Peg(ペグ)の結成と栄光編!
ようやく最高のバンドが誕生しました。
ボーカル・ドラム・ベース、そして宗純のギター。
4つの個性すべてがきれいに混ざり合って凄まじい音を響かせる。
あっという間に彼らの音は音楽界を席巻し、
スターダムへと駆け上がっていきます。
漫画なので、彼らが鳴らす音は聴こえないし、
動く映像でもないんだけど、音の凄さが伝わるんです。
”ゾワワワワ~” って鳥肌立ちました!
読んでるだけで鳥肌立つなんて初めてでした。
彼らの初ライブで、
新が観客席後方で一人拳を突き上げるんです。
宗純のギターが生きる場所をようやく見つけたこと、
”お前ら見たか?すげーだろ?こいつのギター!” って、
ようやくみんなに宗純のギターを知らしめることができた。
その嬉しさと興奮で拳を突き上げるんです。
これが俺の宗純だっ!と言わんばかりに(^^)
このシーンがめっちゃ好きです!
しかし、これが終盤に宗純を苦しめる種となる…。
突発性難聴に襲われてしまう宗純。
自分の弾くギターの音色がわからない…。
ロックの音が聴こえない…。
これだけでもどんだけ辛いことかと思うのに、
宗純の胸の中には別の苦しみが…。
”ギターを弾けない俺は、新にとって不要なものなんじゃない?”
”新はギターが上手い俺を好きになってくれたのに…”
”何もできない俺のまま、新のそばにいるのが辛い…”
悲しい、ただ悲しい…(T^T)
ギターを弾いてても弾いてなくても、
ただひたすらに宗純が想うのは新のことだけ…。
宗純の耳は回復するのか?
バンドは復活するのか?
新との関係は?
不安要素ありまくりで終了した3巻です。
最終巻をただちに読みたい!
そして、どんな形で完結をむかえるのかワクワクが止まりません!