他校の不良達とケンカに明け暮れていた荒くれ男子高生・
十時猛(とときたける)。ガタイの良さと、いかつい顔のせいで
クラスでは鼻つまみ者。そんな彼の想い人は学園イチの王子様
吉澤テオ。吉澤の姿を見る度に胸を高鳴らせ女の子みたいに頬
を染めていた。ある日突然、十時の片想いに気づいた吉澤に
「恋人ごっこ」を持ちかけられてしまい…!?
ここで一句、
「ヤンキーが ひんひん鳴くとこ 見てみたい」
俳句じゃないか(^^;
帯文句の ”こう見えてひんひん鳴きます” を見た時に、
ヤンキーBL好きとしましては、
これは読まねばならん!と思ったわけです。
このガンを飛ばした表紙。
いいじゃないの~グフフ♪と思ったわけです。
で、速攻買って読んだんですが、
コレジャナイ感が半端なかったです…(笑)
ヤンキーBLでは…、なかったなと(^^;
若干コミュ障気味の可愛いDKでした。
学園イチの人気者・吉澤テオくんが大好きで、
話しかけられると、
恥ずかしくて照れちゃって赤面しちゃって、
どうしていいかわからなくて ”逃げる” という、
超・純情DKの十時くんがただただ可愛いDKBLでした(^^)
おおむね、
十時くんと吉澤くんは両想いで問題なしです。
ウブな十時くんが吉澤くんとお付き合いして、
次のステップ、キスからHへの進み方がわからなくて
ちょっと停滞期間があったり、
コミュ障が治って、急に女子にモテ出す十時くんに
吉澤くんの嫉妬や独占欲とかが入ったり、
他校の生徒にケンカを吹っかけられた十時くんを
かばおうとした吉澤くんが巻き込まれてケガしたり、
”俺と一緒にいるとお前まで悪者扱いされてしまう…” と、
一方的に別れようとする十時くんだったり。
そういうのあるある♪みたいな、
ヤンキー系には王道なシチュがドドン!でございました(^^)
ただ、もう一度念押しで言わせていただきますと、
主人公の十時くんはヤンキーでは…ないですww
ヤンキーとは真逆で、よく泣く(^^;
”ひんひん鳴きます” って、
たぶん ”泣く” の方にも引っかけてますよね?って思ったり。
もちろんHで ”啼く” にもかけてるとは思いますが、
十時くん、
あきらかにグスングスンと泣きべそかいてる方が多かったです(^^;
図体デカい高校生なのに、
まるで小さな男の子のようにすぐ泣いていました。
こういう十時くんのギャップがこの物語の肝なんでしょうね。
ギャップ萌え尊しというね♪
表紙のガン飛ばしからの、あのHのトロトロ具合よ。
そりゃ俺にしか見せない顔だと、
吉澤くんがニマニマするのもわかります(^^)
ただ一つだけ、うーん…と思う点がござる。
”受けが攻めよりも大きいこと”
できればね…できれば、
攻めがデカくあってほしかった!
本文中でも、
”お前の方がデカいな” と吉澤くんも申しておりました。
わたくしの理想 or 好みを申し上げますれば、
攻めには受けを包み込むような、
器 & 身体 & チ〇コのデカさ
この3点セットはマストで備えていてほしい!
密かな願望です(^^)