しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『副音声はうるさい十分に1』(作者:英子)

  

野崎(のざき)と西田(にしだ)は、上司と部下の関係。
仕事もできるし見た目も良いのに…この二人、鈍感すぎます!!!
「駄目だって西田くん勘違いさせないで」
「ああ…俺全く相手にされてないんだ」
ヤることやってるのに、不器用すぎて…ああ、もどかしい!!
心の声がうるさすぎる上司・野崎とその部下・西田の
新感覚すれ違いラブコメディ!

 

倒置法ってやつですね、これは。

「十分にうるさい」じゃなくて、

「うるさい、十分に」と、

強調するような印象付けるようなインパクトあるタイトル。

素敵♪(^^)

 

懐かしの文法から入りましたが、

今作は会話というかひとり言がいーっぱい!

普段の会話=主音声もありながら、

心の中の声=副音声がやかましいやかましい(笑)

現国の教科書並みに文字数多いんじゃないですか?(^^;

さらにこの文字のフォントもいいです!

無機質っぽいフォントで、

好き!って叫んでるのがすごくイイ!

あと、のっぺり(?)とした絵も独特です。

切れ長で鋭そうな目をした西田くん、

一見冷たそうにみえるんですけど、

時折嬉しそうに頬を赤らめてふわっと笑うところに

人間味が見えてかわいいです(^^)

 

野崎課長と西田くん、キスもHもする仲なのに

まだお互いの気持ちを告白してないっていうね(^^;

副音声では2人とも思いっ切り ”好き!” って言ってるんだけど、

主音声ではまだ打ち明けてないんです。

現在3巻まで出ていますが、

こんな感じでズルズルいってるなら、

ちょっと飽きがきそうな予感がしますが…(^^;

とりあえず1巻を読んだ現時点では、

とても斬新で新鮮でおもしろい作品でございます(^^)

 

上司と部下という関係の野崎課長と西田くん。

2人は完全なる両片想い。

(”僕に好かれるなんて迷惑だよね…ごめんね”)

と思ってるんだけど、ふとした時の会話や触れ合いに、

(”好きー!”) っと副音声が爆音で鳴り響く(笑)

その副音声を声に出しなさいよ!と思うんだけど、

そのモダモダなやりとりを見ていたい!と思ったりもする(^^)

 

両片想いって実際は好き同士なんだけど、

告白してないから

いつまで経っても平行線の2人になっちゃうんですよね。

だけどキスもしてHもしてたら、

もう主音声で好きって言っても大丈夫じゃない?と思うのに、

野崎課長と西田くんはまだまだ平行線をたどるんですね~。

そこがほんとにおもしろい。

お互い (”セフレにしてもらった♪”) という位置づけのようです。

 

次巻以降は、

セフレからの脱却と恋人への昇格は?というのが

ワクワクポイントになるのかなと思います。

まだ購入していませんが、

読むかな~どうかな~という感じでしょうか。

 

仕事中の自分も、

やっぱあのBL買おうかな~とか、

昨日読んだ濃厚なエロBLを反芻してたりとか、

副音声で色んなこと思ったり考えたりしてるんで、

文字に起こしたら、

きっとこんな風にうるさいんだろうなぁ…(^^;

 

 

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