しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『マザーズ スピリット1・2』(作者:エンゾウ)

 マザーズ スピリット  マザーズ スピリット

【1巻】
理事長に留学生の世話を命じられた大学職員・稜一郎(りょういちろう)。
なんと留学生・カルタカは、言葉も通じない未開の地に住むネイティブ
一族の戦士で超美貌の持ち主だが、スマホやテレビ、果ては水洗トイレ
を恐れる彼に稜一郎はうんざり…。だが、つたない言葉で「リョウイチロー」と
呼ばれ懐かれるうちに、次第に心が傾いて!?

【2巻】
未開の地ルターの留学生カルタカと、文化も性別も超えて愛を誓った
大学職員の稜一郎。嫁としてカルタカの故郷ルターへと里帰り…のはずが、
日本の常識がまったく通じない村の生活にパニック寸前!?
けれど「カルタカの嫁に会いたかった!!」と、村人が温かく歓迎してくれて
一安心。その一方、村の一部の長老達は嫁と認めず、カルタカと対立して!?

 

遠い遠い島国に存在する部族・ルター族。

そのルター族の戦士・カルタカが、

交換留学生として日本にやって来ました。

 

  マザーズ スピリット

(笑)

なんだ?この変なお面?ww

明らかに浮いている…(^^;

 

疑うまでもなく ”カルタカさんですね” と声をかけた稜一郎。

稜一郎は大学の事務員さんで、

留学生としてやって来たカルタカのお世話を

理事長先生から頼まれました。

 

変なお面を見て、前途多難だなと思った稜一郎ですが、

しかししかし。お面脱いだらコレでした!

 

マザーズ スピリット

超~~~~イケメン!

溶けるわ(*´ω`*)

 

このルター族は、容姿端麗&頭脳明晰な部族なんだそうです。

中でもカルタカは部族でイチバンの優秀な戦士で、

次期頭領となるためのお勉強として日本へやって来ました。

 

初めて見聞きすることばっかりで、

驚き戸惑うカルタカです。

吉幾三の歌じゃないですが、

♪テレビもねぇ~ラジオもねぇ~車もそれほど走ってねぇ♪

ですから、カルタカにとっては(^^;

毎日がスペシャルで刺激的でお疲れの日々です。

 

色んなことを教えてくれて甲斐甲斐しく世話してくれて、

いつも優しく接してくれる稜一郎に懐きはじめるカルタカ。

そんなカルタカを可愛く思い始めている稜一郎。

 

徐々に周りのみんなと打ち解けて、

大学の女の子たちともおしゃべりするようになるカルタカに、

稜一郎はちょっと嫉妬するんですね~。

寂しいような気持ちになる。

俺だけのカルタカだったのに…って。

いやいや、なんでこんなこと思ってんの?!って、

自分の気持ちに動揺する稜一郎にキュンです♪(≧▽≦)

いいわ、とてもイイ!

 

そしてある日のカルタカ。

テレビを見ていたら、その中の人たちが、

口と口を絡ませながら抱き合うシーンが映っていました。

”これ何してるの?” と、

初めて見る「キス」とは何ぞ?を稜一郎にたずねていました。

”これはね、好きな人にすることだよ” と教える稜一郎に、

カルタカは速攻キス!!

 

”僕にしゃちゃダメだよ!” と焦る稜一郎に、

”いやだ したい する リョウイチロー すき” のカルタカ(^ω^)

むっちゅ~とキスするカルタカが超絶男前で可愛い♪

 

しかし、出会いがあれば別れもありまして、

カルタカが国に帰る日がやって来ます。

本当はお別れするのが辛い稜一郎…。

カルタカのこと、めちゃくちゃ好きになってしまったから。

だけどカルタカには部族繁栄のため、

島に帰ってお嫁さんもらって子ども作って次期頭領になるという

役目があるんだから、

もうここでスッパリスッキリ忘れなきゃダメだ!

大丈夫。カルタカと過ごしたあの最後の一夜。

カルタカと結ばれたあの幸せな想い出があるから笑って見送れる。

 

切ない想いを抱きながらも、

笑顔で別れる2人の空港でのシーンにちょっとウル…(T^T)

 

寒い冬に別れて、桜が咲く春になりました。

未だにぼんやりとする稜一郎の元に…

 

 マザーズ スピリット

帰ってきたーー!変なお面とともにーー!(笑)

 

よかったー!カルタカ再来日!

復学しました。

なんだったんだ!?あの空港での別れは?って感じですが(^^;

”リョウイチロー ずっと いっしょ うれしい”

と笑顔のカルタカです(^ω^)

 

そして1巻の終わりに描かれているのは、

長期休暇を利用して、

カルタカの故郷ルター族の村を訪れている稜一郎の、

歓迎の宴が開かれているかと思いきや、

村中に鳴り響く ♪ドンドコドコドコ♫の太鼓の音、

なんとカルタカと稜一郎の結婚式でした。

カルタカがお嫁さん連れて帰ってきたぞー!と

村中が大騒ぎで、

祭りだ祭りだワッショイワッショイ!です(^^)

 

そのワッショイ模様が2巻で描かれています。

1巻の舞台は日本でしたが、

2巻はカルタカの住むルターの村が舞台。

村の気難しい長老や、

可愛らしい子どもたちが出て来たりして、

とても賑やかなストーリーになっています。

 

村の伝統やしきたりや価値観なんかに阻まれて、

色々葛藤するカルタカと稜一郎ですが、

安心して下さい、ハピエンですよ(^^)

1・2巻とも、

とっても楽しんで読める作品になっております♪

 

そして今回から勝手に、

【複数巻あるBL本ウィーク】祭り開催です(^^)/

 

だいたい1巻完結が多いBLコミック。

上下モノとか、

『囀る~』のように長く続くBLはけっこう珍しい。

わたしもこれまで書いた感想では、

スカベリ先生の『ジェラシー』や、

ウノハナ先生の『気まぐれなジャガー』なんかが、

4、5巻続く長かったやつです。

 

いうても1、2個くらいしかないんで、

あっという間に終わる祭りですが、とりあえず開催!

 

 

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