しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『センチメンタル・ダーリン』(作者:悠ちとせ)

 センチメンタル・ダーリン  センチメンタル・ダーリン

『センチメンタル・ダーリン』
大学四年の亮輔(りょうすけ)と駿(しゅん)は付き合い始めて五年目。
一緒にいられる毎日が幸せで順風満帆…だったのだが、最近はえっち
しても「おつかれ」と塩対応。やっぱり二人の時間は大切にしたい!
もっといちゃつきたい!と亮輔はある作戦を決行することに…!?

『センチメンタル・ボーイ』
幼馴染の亮輔と駿のふたりは小さい頃から今もずっと一緒。そして、
これからも同じ時間を過ごせると当たり前のように思っていた…。
けれどある日、駿から思わぬ気持ちを聞いてしまい!?

 

どの作品においても毎回言ってるように思いますが、

今作もすーっごいカワイイです!ヾ(≧▽≦)ノ

幼馴染カップルのカワイイが止まらない!

なんでこんなに可愛いんですかね、ほんとに(^^)

 

悠ちとせ先生、初読み作家さんでしたが、

先生の描くクリクリの目がとっても素敵で、

可愛さがさらにアップしています!

 

付き合って5年目に突入した幼馴染カップルの亮輔と駿ちゃん。

最近、駿ちゃんの様子がどうもおかしいことに気づく亮輔です。

愛想の無い会話、素っ気ない態度、週一あるかないかのH。

いつまでもラブラブで~♪と思う亮輔にとっては、

今の駿ちゃんに不安ばかりが募ります。

 

幼馴染カップルの倦怠期突入!?のような、

よくあるストーリー展開なんですが、

攻めの亮輔の、

駿ちゃんを想う一途な気持ちにたまらなくキュンです♪

 

亮輔は駿ちゃんの気を引こうと色々試します。

ひらひらのエプロンでお出迎えして、

”おかえり~♪ご飯?お風呂?それとも俺?” みたいなことしたり、

これみよがしに甘えてみたり、

カッコイイ男を演出してみたり。

手を変え品を変えしてみるんですが、

駿ちゃんの反応は良くなるどころか増々の塩対応…。

Hの最中なのに電話に出たりするんです!

これはさすがの亮輔もショックでした…(T_T)

 

もうだめなのか…と。

あのラブラブだった頃にはもう戻れない?

駿ちゃん、俺のこと嫌いになっちゃった?

そんな傷心の亮輔の目に飛び込んで来たのは、

女の子と楽しそうに会話しながら歩く駿ちゃんの姿!

決定打でした…(T^T)

 

その夜、別れを覚悟して駿ちゃんに聞きました。

他に気になっている人がいるんでしょと。

すると駿ちゃんから意外な返事が。

”言葉足らずでごめん…” と。

何も言わなくても亮輔はわかってくれていると勝手に思って、

それに甘えていたと。

愛想がなかったのも、

素っ気ない態度だったのも、

Hに身が入ってなかったのも、

”就活で忙しかったからだ” と。

 

えっ!?そんなこと?(^^;

あっすいません。

当人にとっては一生を左右する大事なことなのに、

つい思ってしまいました。就活かい!と。

言ってくれよ~、就活でしんどいですねんと(^^;

 

別に嫌いになったわけでも、

女の子を好きになったわけでもなく、

就活で余裕が無くなってて、優しくできなくて、

でも亮輔ならそんな自分をわかって受け入れてくれるって。

裏を返せば、

駿ちゃんの亮輔を信頼している証とも取れる

振る舞いだったというわけです(^^)

なんだよー言えよ言えよーっていう話です(^^)

でも、めっっちゃかわいいから許す(笑)

 

亮輔と駿ちゃんのすれ違いストーリーを描いた

表題作『センチメンタル・ダーリン』の後に、

2人の馴れ初めを描いた『センチメンタル・ボーイ』が続きます。

高校時代の物語を描いたこちらの方が、

ダントツおもしろかったです!胸キュンが甚だしかった!

 

そして、そこを経ての最後の描き下ろしHに、

ニマニマが止まりませんでした(≧▽≦)

 

駿ちゃんが ”思ってることは言葉にしないとだめだね” と、

反省してからのHが描かれてまして、

亮輔が ”駿ちゃん、もしかして…奥突かれるの好き?” って聞くんです。

で、顔を真っ赤にする駿ちゃんに、

”ちゃんと言葉にして言ってほしいなぁ~” ってお願いすると、

”奥っ…当たるの気持ちよくて…すき” って

ぽそっと言う駿ちゃんがすんごいエロかわいかったです。

何度も見ちゃう好きなシーンでした(^ω^)

 

初読みでしたが、悠ちとせ先生おもしろかったです。

他にも何か読んでみようかな~と思います♪

 

 

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