しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『たんたんとタント』(作者:きはら記子)

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ずっと一緒にいよう、全部あげるから。
田舎に住む高校生・幸太郎(こうたろう・コタ)と瞬平(しゅんぺい)は、
兄弟や家族のように一緒にご飯を食べたり、
お互いの家に泊まったりする幼馴染。
同い年の二人は同じ高校に通いながら昔と変わらない毎日を送るが、
空き家で「誰にも言えないことをする」という秘密を共有している。
田舎で今まで通り過ごせることが当たり前だと思っていたコタ。
だけど瞬平は、コタに言えない一人だけの秘密を抱えていて……。

 

「かわいい♪」 が ”たんたんとタ~っント” 詰まった作品でした!

なんて穏やかで優しくてかわいい物語なんでしょうか!

こんな優しい世界を知れたことがうれしい(^^)

 

同級生で幼馴染でお隣さんのコタと瞬平。

瞬平はず~ーっとコタのことを好きなんだけど、コタはそれに気づいていない。

高校を卒業する18の春には、みんなこの田舎町を巣立っていく。

コタからも卒業しないといけないと思う瞬平だけど、

鈍感なコタは、そんな瞬平の気持ちを知ってか知らずか、

無邪気に2人だけの秘密の行為 —”抜き合いっこ”― に誘ってくる。

怒りと焦りの気持ちから、

瞬平はコタに「セックスしたいって意味で好きなんだ!」と告げます。

ようやく瞬平の気持ちに気づいたコタですが、どうしたらいいのかわからず…。

ただ、コタも瞬平と一緒にいたいというか、

この先もずーっと一緒にいるのが当然のことと思っていたので、

素直にその想いを瞬平に伝えます。

 

これから大人になって街に出て、

人懐っこいコタはきっとみんなから好かれるヤツになる。

いま一緒にいられたとしても、いずれ離れなければいけない時がやってくる。

愛想つかされる前に「コタが居なくても生きていけるようにコタ離れする」

と告げる瞬平。

 

ずっと無視し続ける瞬平に怒ったコタが「好きなら離れるなっ!」と言い放ちます。

「コタが居ないと生きていけない自分はかっこ悪い」という瞬平に、

「それは可愛いって言うんだよ」と言ってキスするコタ。

(ここ、キュンキュンした~^^)

 

ずーっと一緒に居ようなという言葉通り、

大学生になったコタと瞬平は一緒に暮らしています。

いちばん最後のページがかわいくて、

もうHをする仲になっている2人なんだけど、

コタがやりたがりの下手クソらしく(笑)、

瞬平の指を使ってしゃぶる練習をしてるところがめちゃくちゃかわいい♪