しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『この犬はまだ甘い毒を知らない 1巻2巻』(作者:ここのつヒロ)

 f:id:sirokuma519:20220116211139j:plain  f:id:sirokuma519:20220116211208j:plain  f:id:sirokuma519:20220116211230j:plain

(1巻/高校生編)
故障した野球部のエース投手・松本。
手負いの「犬」になにかとお世話を強いる先輩・榊(さかき)。
三年生で一人きりの園芸部部長でもある榊に、リハビリ期間中、
気付けば飼いならされていた松本はついにレギュラー復帰できることに。
榊からは祝福とともに「世話係」解放を伝えられるが、松本は拒絶する。
なぜならば、もう何度も頭の中で榊を汚してきたからだ…。

(2巻/社会人編)
ユニフォームを脱いだ元高校球児の松本に抱かれても抱かれても、
彼を求めてしまう榊はまるで雌犬だ。
地元の名家跡取りとしての務めを全うしようと父の会社で都市開発に
奔走する榊は松本との「男同士のキス」を重要な土地の地主に目撃
されてしまう。男性しか愛せない自分、生涯をかけての仕事、そして
最愛の松本との未来…最大のピンチに榊が下した決断は…。

 

1巻、2巻に共通して言えることは…

「エモエロ」&「眼福エロ」のダブルコンボ。

本当に絵がキレイで、その上にエロ盛って来られるのでたまりません。

 

すでに、前回のデビューコミックスから絵は綺麗でしたが、

今作ではさらにグレードアップされています。

もちろん、エロ度もグレードアップ!

おまけに良い乳首なんだ~グフフ(^ω^)

 

ケガをした野球部のエース・まっつん(松本)を、

ワンコのように手懐ける榊先輩。

一見、まっつんを都合の良いパシりに使っているように見えますが、

早くケガから復帰しようと焦るまっつんの気持ちを落ち着かせるため、

わざと息抜きみたいにパシらせます。ゆっくりやりなよ♪って(^^)

こんなに優しく気づかう榊先輩にホレないわけがなかろう。

大人しい従順ワンコだったまっつんは、チラリと牙を見せ始めます。

”俺の気持ち甘く見過ぎてますよ” と言って、榊先輩に仕返しを開始。

こっからの流れがエロいエロい♪ (大好きだ!)

榊先輩の腕を縛って、股パッカーンと開いて、モノをしゃぶりつつ乳首攻め。

気持ち良すぎて昇天しちゃった榊先輩(^^;

この時の榊先輩のエロ綺麗さたるや! (大好きだ!)

 

そこから6年後の第2巻。

お互い社会人になって仕事に勤しむ2人。

まっつんは榊さんに見合う男になろうとがんばります。

榊さんも父親の会社で外回りをしてがんばりますが、

意固地なお爺さんに嫌味を言われる日々です。

 

そんな2人が唯一ありのままの2人でいられる時間。

互いの境界もしがらみも全部吹っ飛んで、

ずっと繋がっていたいと思える時間。

たった2人きりになれる時間。(そう、エロくて甘い時間)

その時間が頑固爺さんによって脅かされそうになりますが、

爺さんの孫息子のピュアなハートが、

大人たちの心を立ち直らせてくれました。

 

そして、一緒に生きていく覚悟を決めた榊さんとまっつん。

”これからは遠慮しないでたくさんいじめて欲しい…” と、

股パッカーンな榊さんに対して、

”これからは調子乗っていきます” と、牙を研ぎなおしたまっつん。

エロ度MAXで、終わり良ければ総て良し(^^)

 

エロに目が行くものの、

ストーリーもちゃんと骨太で、特に2巻は読み応えありでした。

いけ好かない意固地のお爺ちゃんの存在が終始、

エロ甘くなりがちな流れを引き締めていました。

 

2巻で完結とはなっていなかったので、

もしや続編ある?と期待しつつです。