しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『25時、赤坂で』(作者:夏野寛子)

    

新人俳優の白崎由岐(しらさきゆき)は、大学の先輩で超人気俳優の
羽山麻水(はやまあさみ)と同性愛ドラマで共演することになった。
ゲイ役の芝居感が掴めない白崎は、男に抱かれてみようとハッテン場へ。
そこでなぜか羽山に捕まり、相手を買って出られる。
”芝居のためのセフレ協力”。即物的に始まった関係だったが、
精緻な美貌と圧倒的なオーラの羽山に甘く心ごと抱き込まれ、
白崎は恋心を自覚した。しかしドラマ撮影は終わりに近づき…。

 

『25時、赤坂で』。

なんてシャレオツ (←死語…) なタイトルなんでしょう。

♪今日は~渋谷で~5時~みたいな。(←古っ!^^;)

 

超売れっ子人気俳優の羽山麻水と、

ひよっこ新人俳優の白崎由岐。俳優さん同士の恋です。

俳優さんですから2人とも見目麗しい。眼福♪眼福♪

そんな麗しい2人がイチャイチャするんですから

萌えに萌えました(^^)

 

同性愛ドラマで共演することになった2人ですが、

新人の白崎くんがどうも役を掴めなくてうまく演技ができないと。

これはもう実体験あるのみだ!と、白崎くんハッテン場に行きます。

誰かに抱かれるのみだ!って(^^;

そこへなんと、麻水さんがひょっこりとやって来ました。

なんで!?と思ったら、麻水さん ”オレ、ゲイだから” と。

”見ず知らずのオッサンに

めちゃくちゃにハメられたい性癖じゃないならオレが抱いてあげるよ”

って言ってくれて、そのお言葉に甘えた白崎くんです。

 

そしたら、まぁ~気持ち良かったんですね~♪(^^)

役柄とか芝居とかもう~どうでもよくなっちゃって、

ただただ麻水さんがチ〇コ触ったり乳首舐めたりしてくれるのが

身悶えるほどに気持ちよくて、

天にも昇る心地でイッちゃった白崎くんです。

 

そのおかげで、翌日の芝居はとても上手くいきました。

またお願いします!と伝えて、

麻水さんと何度か触れ合ううちに、白崎くんはハタと気づきました。

”俺、麻水さんのこと好きだ” と。

麻水さんが俺のこと好きになってくれるわけないけど、

このドラマが終わるまでは、あの人は俺の恋人。

撮り終わるまでは、あの人を一人占めできる。

 

クランクアップを迎え、ヤケ酒をあおる白崎くん。

酔った勢いそのままに言っちゃいました。

麻水さんのチ〇コを挿れてほしいと。

あの触れ合いでは、

チ〇コや乳首やお尻はイジるけど挿入はしてくれなかった麻水さん。

最後の想い出にセッ〇スしてくれたっていいじゃんか!

涙ながらに訴えた白崎くんです。

 

いつの日か、今日のこの出来事も芝居の糧になるんだろうか…?

時間が経てば忘れられるんだろうか…?

ぼんやり考えていたら「ピンポーン」と玄関のチャイム。

扉を開けたら麻水さんがいて。

”好きな子とセッ〇スして、朝黙って出て行かれたら悲しいでしょ” って。

好きな子!?

麻水さんの好きな子って俺?!

好きな人とHできる喜びをかみしめる白崎くんです(*´ω`*)

 

「あの日のその後」という番外編が収録されてるんですが、

なかなかエロくて、めちゃくちゃ気持ち良さそうなHでいい感じでした(^^)

夏野寛子先生、とても綺麗な絵を描かれる方で、

そんなにエロはなさそうだと勝手に思い込んで読んでたもんだから、

期待値以上のエロにムフフ♪の笑みがこぼれました。

 

なんでかわからんのですが、

芸能人BLものにあまり食指が動かないみたいで、

積極的に購買活動を行っておりません。

こんながっつり芸能人モノはこれが初めてかも。

意外とおもしろくイケたので良いかもな~。

『25時、赤坂で』の続編読むのから始めてみようかな。