高校時代に好きだった、いつも正しく優しい先生。
ぺこからの告白も”男同士だから”ではなく、”先生と生徒だから”という理由で
断られた。たとえ、その先生が女子生徒を妊娠させていたとしても、ぺこの
中で”先生”という存在は特別になっていた。そして現在、仕事帰りのバーで
”先生”と呼ばれる男性に出会い、再び”先生”への想いが再燃し…?
いつも一つの作品を読み終わったらすぐに、
感じたことを簡単にざざざっと書き留めます。
読み終わった直後のホットな想いをそのままに(^^)
この『ぺこと先生』を書き留めたメモには、
「なんかよくわからん…」と書いてた。。。
どうした?わたし(^^;
たぶんあんまり響かなかったんでしょうね(笑)
読み返しましたら、別によくわからん話ではなかったです。
なんなら至極簡単なストーリーじゃんと思いました。
ちょっと回り道したぺこと先生の恋物語。
ネグレクトなママから、
♪ミルキーはママの味~ のペコちゃんが好きだからと
名付けられたキラキラネームぺこ。
それゆえに思春期はグレにグレて、さらにはゲイで…。
初恋の相手は学校の先生で…。
優しくて誠実な先生は、ぺこが ”好きだ” と告白したら、
”先生と生徒=大人と未成年だから気持ちに応えることはできないけれど、
好きになってくれてありがとう” と、
どこまでも優しい言葉をかけながらぺこの手を握ってくれました。
後に、そんな優しい先生が女子生徒を妊娠させていた事実を知ったぺこ。
ショックだった…。
ショックだったのに、先生が女の子にした行為を頭の中で反芻し、
先生のセッ〇スを何度も想像して自慰をする自分がいた。
「先生」に囚われ続けているぺこ。
そんな時に出会ったのが大学の先生をしている光樹さん。
同じ「先生」の光樹さんに惹かれていくぺこ。
光樹さんはぺこの過去も変な名前も男が好きなこともすべて
肯定し許して愛してくれる「先生」でした(^^)
終始、ぺこの健気さが際立つストーリーでした。
思春期グレてても、一夜限りのセッ〇スをしてても、
一度も人を好きになったことがないぺこのウブさとピュアな心に
きゅんとしました。
ぺこが言うんです。
”自分は純真なんかじゃない!” と。
”光樹さんに良く思われたい!可愛いと思われたい!好かれたい!と、
ズルいこといっぱい考えてる” って。
”でも、みんなそうじゃないの?好きになってほしいんだもん” って。
その通り!好かれるためなら色んなフリしますよ。
「好き」って清いようでいて、
けっこう駆け引きアリアリの汚い気持ちアリアンデルだと思います。
最後、かわいいな~と思ったところがあって、
ぺこが、
”自分の名前がずっと嫌いだったんだけど、
今はすごく好きなんだ。なぜだと思う?” って光樹さんに聞くんです。
光樹さんは、”難しいよ…ぺこ” って答えるんです。
そこで ”へへへ♪” と嬉しそうに笑うぺこ。
好きな人に呼んでもらう名前は、
どんなものでも素敵なキラキラネームになるのです♪(^ω^)