バツイチの文芸編集者・工藤(くどう)は、同業者の久川(ひさかわ)を
彼の同情につけ入るようにセックスに誘った。真面目そうなキャラ
の割に、するりと誘いに乗ってきた久川は、工藤の尻をとろとろに
溶きほぐしその太く長いもので中を舐め上げるように責め立てた。
想像もしていなかった快感に体ごと染め上げられてしまった工藤は
「まずい」と思った時には久川を男として意識し始めていた…。
それからセフレを続けながら関係をごまかそうとする工藤だったが、
本気になり始めた久川に外堀を埋められるように抱かれれば身体は
嘘をつけなくて…?
以前に感想いたしました『美しい野菜』。
本日はそのスピンオフ作品『お遊びはそこまで』です。
『美しい野菜』では、
主人公の太郎さんにちょっと気があるから、
”いじめたい・かまいたい” という、
中学生男子のような工藤さんでしたが、
本作での工藤さんは大手出版社の編集さんで、
仕事も出来るし頭もキレる硬派な男前という外面を持っていますが、
実際は ”かわいい” のひと言です。
こんなにかわいいキャラでしたっけ?という感じ(^^)
『美しい野菜』の太郎さんがドMのドネコなので、
その太郎さんをいじめたいと思っている工藤さんは、
もちろんドSだと思っていたんですが、
フタを開ければ太郎さんと同じネコでした。
カッコ可愛いネコちゃん♪
お相手の攻めは、同じく編集の仕事をしている久川さん。
こんなこと言っちゃなんですが、
『美しい野菜』の頃からキャラとしてはめっちゃ薄~い人です。
モブ1かな?みたいな(^^;
なので、この人をスピンオフの攻めに持って来て大丈夫ですか?!
なんて勝手に心配してました(^^;
が、堂々たる攻めっぷりでした!
チ〇コもすこぶるデカくて(笑)
こんなデカいの挿ってるの?と工藤さんもびっくりしていましたから。
しかも地味キャラなのに遊んでるんです、久川さん。
男も女も関係なく、かなりたくさんのセフレをお持ち。
会社の後輩女子から ”好きです” と告白されても、
”僕、複数の人とそういう関係を持ってるんだけど、
それでもいい?” って聞いちゃう。真面目かっ!(^^;
そんな誰でもOKだった久川さんが、
すべてのセフレ関係を解消して、
”この人だけ!” と思ったのが工藤さんでした。
始まりは酔った勢いでのセッ〇ス。
仕事の激務や精神的なものから来る不眠症に悩まされている
工藤さんの安眠を助けるために、
セッ〇スという心地良い疲労感を与えて眠らせてあげようという、
久川さんの優しさセッ〇ス療法。
これがたいそう良く効いたんです、工藤さんの心と身体に。
前立腺やらなんやら工藤さんの気持ちいいポイントを、
執拗にかつ優しさ溢れる指とチ〇コで存分に甘やかしてくれる久川さん。
やがて、工藤さんにとって久川さんは、
身体だけじゃなくて心の安眠ポイントにもなっていました。
『美しい野菜』の治樹もそうでしたが、
今作の久川さんもめちゃくちゃ優しいんです。
松本ミーコハウス先生が描く攻めって、
みんなこんなに優しいのかな?と思ったりしたんですが、
すごく受け(太郎さんや工藤さん)のことを気遣うんです。
特にセッ〇ス面において。
自分の気持ち良さよりも相手の気持ち良さを優先にする。
あなたが気持ち良ければ、
自分がイってなくても気持ちイイんですと。
して欲しいこと全部しますからと。
受けに尽くして尽くして尽くしちゃう(^^)
工藤さんは一人の人を本気で好きになるのが怖いから、
もう尽くすのはやめてくれ!と久川さんに言うんだけど、
それが悲しすぎて久川さん泣いちゃうのよ(^^;
”どうしても好きなんです~” って…(T^T)
えぐえぐと泣きじゃくる久川さんの頭をポンポンして、
まったくしゃ~ねぇ~なって感じで笑って受け入れる工藤さん。
”一生俺のこと好きでいてもらうからな!” と言って、
ようやく心を開きまして、同時に身体も開きまして、
今まで工藤さんの身体を気遣って、
自分のデカちんの半分程度しか挿入してなかった久川さんに、
”お前の全部挿れないと別れる!” と脅しながら、
丸っと全部ち〇ち〇挿れろと言います。
もう挿れるしか選択肢がない久川さんですよ(^^;
えいっ!と、がっつり根元までいきましたところ、
”はっふっはふっ…” ってなってる工藤さんが、
どエロくてたまらんかったです(^^)
エロシーンは普通並みの量でしたが、
濃厚さがハンパないので胸やけ注意報です。
なので『お遊びはそこまで 番外編「あれから」』は、
購入を見送っております。
恋人同士になった2人の甘々なイチャラブエッチと書いてあって、
これ以上見せつけられたらゲフッとなりそうなんで…(^^;
エロもストーリーもお腹一杯の松本ミーコハウス先生でした。