しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『まどかさんは別れたがり』(作者:黒木えぬこ)

   

「俺たちこれからセッ〇スするんでしょ?」ストーカー女を追い払うため、
後輩の千代田(ちよだ)とセッ〇スをすると嘘をついたまどか。ストーカーは
体よく追い払えたものの、今度は千代田に突然押し倒されて抱かれてしまった!
以来、千代田はまどかの家に住みつき流されるままシまくっている。
毎日「別れる」「出ていけ」を繰り返すも、のらりくらりとかわされ夜は
極上のテクニックで喘がされ泣かされ、出ていく日は先延ばしに…。
このままではダメになる…と、最後のセッ〇スへと挑むが…!?

 

先日、さきしたせんむ先生のエロが濃い作品を読みましたが、

本日より3作品ほど、

今度は顔が濃い作品を感想したいと思います。

顔が濃いのか眉毛が濃いのか?

いや、そもそも顔面がデカイという気もするが、

わたし的に、顔濃いめの描写だなと思う作家・お三方を

順にお届けしたいと思います(^^)

 

本日お届けする作家さんは黒木えぬこ先生です。

この先生は眉毛が印象的。

眉と目の距離が外国人並みに狭いので目力もすごいです。

眉だけでなくストーリーもなかなか濃くて面白かったです。

 

彼女に不自由したことがないというモテメンのまどかさん。

メガネで地味っぽくてそんなイケメンには見えませんが、

しゃべってみると意外と気さくで楽しくてっていうギャップ萌えが

女子受け良かったんでしょうか?(^^;

別に断る理由がないのでお付き合いするんですが、

いつも長く続いた試しがありません。

まどかさんの「めんどくさがり」という性格にも

非はあると思いますが、現在の彼女とも絶賛別れ話こじれ中。

ストーカーと化した彼女になんとか諦めてもらおうと、

まどかさんが思いついた案は「後輩の千代田くんと付き合う」こと。

”俺、彼氏できたから” と言ったら彼女は別れてくれると…。

 

大成功!

彼女はすんなりとまどかさんの前から消えていきました。

”いや~ありがとうな!千代田!”

満面の笑みでお礼を言うまどかさん(^^)

これでやっと普通に暮らせる♪と思ったまどかさんですが、

おやおや?なぜか千代田くんがまだまどかさん家にいます。

”お前いい加減出てけよ!” と言ったまどかさんに、

”いやいや俺ら付き合ってるでしょ♪” と千代田くん。

 

一難去ってまた一難。

今度は千代田くんがストーカーになってしまいました。

しかも今回はタチが悪い。

なんでかっていうと、千代田くんのHが良すぎるから。

”別れるから最後に1回Hしよ♪” と言われてしぶしぶ致したら、

あら不思議。

まどかさんは ”別れるのやめるー!” と叫んでいました。

だってすごく気持ちいいんだもん。

千代田くんのキスもお尻をイジる指先も、もちろんチ〇コも。

イったら最後のHが終わっちゃうから、

チ〇コ挿れたまま動かない千代田くんに、

”別れないから動いてよー!” とお願いしてしまうまどかさん。

結局いつだって最後のHにはならないんです(笑)

 

ヤダヤダと言いながら、

本当はもっとシて欲しいと思っているまどかさんの

潜在ドMを見抜いている千代田くん。

千代田くんの手練手管のHテクにヘロヘロに溶かされるまどかさん。

千代田くんの誘導が上手いのか、

まどかさんがチョロいだけなのかわかりませんが、

いつまで経ってもお別れしない2人なのです(^^)

 

「押してダメなら引いてみる」というアプローチがありますが、

千代田くんは最後にこの戦法を使いました。

”別れろ別れろ!” といつものように言ってくるまどかさんに、

”わかった。じゃ別れよう” と、

部屋の合鍵を置いてあっさりと出て行く千代田くん。

何十回言っても全然出て行く気配なかったのに、

”なんで…” 

ぽつんと一人、千代田くんがいない部屋に残されるまどかさん。

”ざまぁ” って感じかなと思ったんだけど、ちょっと可哀想でした。

出て行って初めて存在の大きさに気づくみたいな。

でもその可哀想もほんの一瞬だけで、

すぐに追いかけようとしたまどかさんがドアを開けたら、

ちゃんと千代田くんはそこにいました(^^)

で、速攻ドア越しH開始!

まったく君たちはほんとに♪(^^)でした。

 

顔も眉もストーリーもクセが濃かったですが、

それに負けじとエロも濃くてお腹いっぱいになりました。

新しいカテゴリー「顔濃い系」が確立できるかも!