しろくまBL部

腐女子のBL覚書

『とある書店員の恋物語』(作者:たき猫背)

とある書店員の恋物語  とある書店員の恋物語  とある書店員の恋物語

ある日、書店員の樽谷(たるたに)は高校生の健太郎に入院中の友達の
ために何かおすすめの小説がないか質問される。これをきっかけに、
彼が書店に来るのが生活の一部かと思ってしまうほど親しくなるが、
突然予想もしなかったことを言われ…。

 

キュンです!ヾ(≧▽≦)ノ

この1冊で胸キュン補充満タンです!

 

タイトル通り、

とある書店員の恋物語が3つ入っています。

・樽谷 慎(たるたにまこと)の話

・古賀 久嗣(こがひさつぐ)の話

・江見 淳(えみあつし)の話

 

1つ目は、書店員の樽谷さんとDK健太郎くんの恋物語

DK健太郎くんが言わずもがな ”かわいいんだぁ~(*´ω`*)”

ずーっと樽谷さんの事が好きで、

樽谷さんにどうにか近づけないものかと考えたのが、

”友達が入院したので、

お見舞いに何か良い小説を持っていきたいんだけど、

……おすすめありますか!” です。

 

”マンガじゃなくて小説とはいいセンスだ、少年!”

そう言って、

樽谷さんも健太郎くんを気にかけるようになりました。

毎日のように話をするようになって仲良くなる2人。

 

健太郎くんは意を決して ”好きです!” と告白しました。

しかし渋い表情の樽谷さん。

思い留まらせたのは11才という年齢差でした。

こんなおっさん相手よりも、

同世代のかわいい女の子と一緒にいた方が、

健太郎にとって良いことなんじゃないのか……。

 

そう思ってやんわりとお断りをした樽谷さんですが、

自分が思っていた以上に健太郎くんとの他愛無い時間が

楽しくて嬉しくて幸せなひと時になっていたことに気づきます。

やっぱり健太郎くんと一緒にいたいし、

そばで笑っててほしいと思うし、

なにより自分が健太郎くんに毎日会いたい!

その気持ちを素直に伝えた樽谷さんに、

”俺の好きを甘くみないでくださいね” と、

頬を赤らめながら嬉しそうに微笑む健太郎くんがいました(^^)

 

ゆっくりと恋が走り出した2人でEND。

いちいち頬を赤らめる健太郎くんにキュンです♪(≧▽≦)ノ

 

2つ目は、古賀さんの恋物語

胸がズクンと疼くキュンでした~。

書店に毎回荷物を届けてくれる、

イケメン配達員の朝比奈さんのことが好きな古賀さん。

触れ合うのはたったの10秒。

”ここにハンコ下さい”

”ありがとう。お気をつけて”

毎回交わすこの10秒のやりとり。

だけどたったの10秒で、人って恋に落ちるのですね(^^)

 

しかし朝比奈さん、配達の先々でモテモテなんです。

イケメンだもんで、配達のお礼にと、

女の人からお茶やらなんやらもらってます。

そして古賀さんは、身の程を知れと自分をいさめるんです。

男の俺とどうこうなるわけがなかろうがと。

朝比奈さんに渡そうと思ってたお茶も渡せないまま…(T^T)

 

でも、書店で開催するお話し会に、

なぜか助っ人で非番の朝比奈さんが来ることに!

お話し会担当の古賀さんは緊張の面持ちですが、

そんな古賀さんを見つめる朝比奈さんの眼差しはとても温かで…。

 

めちゃくちゃかわいいENDシーンに

ニヤニヤが止まりませんでした(^ω^)

 

そして3つ目!

ドドン!とエロスタートですよ!

失礼な言い方ですが(^^;、

たき猫背先生にエロってありましたっけ?というぐらい、

わたしの中ではエロから遠~い作家さんという感じなんですが、

ふんだんにエロってます!

いつも読んでる濃い~エロではないですけども、エロ多かったです。

だからか?一番好きな物語でした(^^)

 

1つ目のお話で出てきた樽谷さんのマブダチ・江見さんの恋物語

書店のみんなから、

怖いだの笑わないだの可愛げがないだの陰口叩かれる江見さんと、

いつも笑顔で人当たりよく愛想ピカイチの後輩・鈴木くん。

まったく接点なく相容れない2人に見えますが、

実は江見さんは鈴木くんに抱かれています。

時に優しく時に激しく、毎夜抱かれているのです。

 

江見さん好き好き♪ワンコの鈴木くんは、

Hしてるんですから、

当然付き合ってるもんだと思っているのですが、

”俺は劣っている…” と自分を卑下しまくる江見さんに

その想いは届いていません。

みんなに好かれるあいつが、

俺みたいな人間を好きになるわけがない。

あいつは仕方なく俺を抱いてくれていて、

いわゆるセフレのような関係なんだと、

勝手に思い込んでいる江見さんなのです。

 

鈴木くんが転勤になること、

それに伴って引っ越しを考えていることを人づてに聞いた江見さんは、

話があると呼び出した鈴木くんに、

またもや勝手に ”関係解消なんだろ…” と言います。

 

なんでも自分勝手に思い込んで、

鈴木くんの気持ちを素直に信じようとしない江見さんに、

温厚な鈴木くんの堪忍袋が、優しく優しく切れました(^^)

”俺なんか…なんて言わないで。

僕は江見さんがいいんです、江見さんが好きなんです!”

 

ようやく届いた鈴木くんの想い。

その熱い思い、俺にもっともっとわからせてくれ!と、

激しくセッ〇スを求める江見さん。(キャ♪エロい♪)

 

2人で一緒に暮らしましょうENDでした(^^)

 

キュンありエロありのたき猫背先生の今作、

とってもおもしろかったです。

連作短編で3つのお話しが少しずつ繋がっているので、

非常にさらさらと読みやすかったです。

全体で160ページほどで、あっという間に読み終わります(^^;

もうちょっと続き読みたいなと思っちゃいました。

彼らのその後をもう少し!と(^^)

 

 

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ <p>BL漫画感想へ
ブログ村、ポチッとよろしくお願いします(^^)